令和2年5月「大宮通りプロジェクト」について

◆「大宮通りプロジェクト」について
(本インタビューは3月26日に行ったものです)
 
(1)大宮通りプロジェクトの由来について
(2)これまでの整備について
(3)今後について
(4)コンベンションセンターについて

 

 

◎大宮通りプロジェクトの由来について知事写真
 奈良市の観光地の配置を見ると、平城宮跡があって、奈良公園という1つの大きな灯台があって、春日大社や興福寺があって、近鉄線が走っている配置のため、大宮通りは観光客の玄関通りとなっており、観光地奈良にはとても大事な通りです。その大宮通り周辺の整備を行うため、大宮通りプロジェクトと名付けました。



◎これまでの整備について     
 奥の方(東側)に目的地や観光地写真が存在するため、大宮通りの整備にあたっては、駐車場をできるだけ手前(西側)に整備して通りの渋滞を緩和することや、観光地と駐車場の間のアメニティの向上等の課題があります。その中で、この大宮通りのプロジェクトの範囲が西大寺まで広がってきました。バスターミナルの建設、奈良公園内のアメニティの向上、宿泊施設の整備、近鉄奈良駅前の景観向上、コンベンションセンターの建設、平城宮跡の旧跡を国営公園化、西大寺駅の周辺の整備、猿沢インの整備を行い、大宮通りを観光地奈良の目抜き通り、ゲートウェイの位置づけだと思って整備してきました。するとプロジェクトがだんだん具現化してきました。


◎今後について知事写真
 コンベンションセンターが完成して、これからも大宮通りを良くしていこうと考えています。近鉄奈良駅の景観向上に関するプロジェクトや、西大寺駅の高架、近鉄線の移設も大宮通りプロジェクトに入ってきて、すごく大きなプロジェクトとなっています。大宮通りプロジェクトと名付けてやってきたことがどんどん拡大してきており、奈良の観光地改造という未来にもつながります。
 また、西の方に行くと西大寺、唐招提寺、薬師寺などもあります。それらの観光整備は奈良市が行う考えもありますが、平城宮跡を国営公園化して県が管理しているように、県が管理することで実が上がると思います。
 まだ先には大きなプロジェクトがあり、その象徴的なものには近鉄線の移設があります。そのようなことも実現できる可能性が極めて高くなってきたと思います。私が知事になって以降、遷都1300年などを契機に、県職員がプロジェクトを1つずつ積み上げ、仕上がってきました。成果が目に見えてきたと思います。
 大宮通りの周りに民間のホテルの投資がどんどん増えています。それは産業の活性化にも繋がります。宿泊施設が少ないため通過型の観光が多く、まだまだ滞在型にはなっていません。滞在型観光地になれば、じっくり奈良を楽しむ人が増えます。奈良の観光地はじっくり楽しんでもらう値打ちがあります。まだこれから発展するプロジェクトであり、やりがいのあるプロジェクトなので今後も取り組んでいこうと思います。


◎コンベンションセンターについて
 奈良のコンベンションセンター写真はホテルの併設が実現できました。ホテルを併設することにより、大きな国際会議が開催されれば、観光地としてはとても良い効果が期待できます。
イベント開催時や桜・紅葉の季節の時だけでなく、コンベンションというのは、1年を通していつでも開催していただけます。そのため季節の幅が広がり、観光地としての受入がすごく広くなります。また、コンベンションは世界各国から偉人が集まるため、VIPの泊まる場所を整備する必要がありました。ホテルがない場合、コンベンションは奈良で開催するけれど、宿泊は大阪というマーケットでしたが、高級ホテルがあると、VIPが奈良に泊まれます。奈良での宿泊に結びつけるためには、やはりホテルを併設する必要がありました。それを実現できたので、奈良の観光サービスは劇的に変わってくると思います。  



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