
奈良県新公会堂において「記紀・万葉プロジェクト」のシンボルイベントである第1回古事記朗唱大会を開催し、出席しました。
天平衣装に身を包み、声に出して「古事記」を唱えることで、新たな魅力を味わっていただこうと企画したもので、オープニング朗唱に始まり、模範朗唱、招待者の皆様による朗唱、参加者朗唱、会場全体でのフィナーレ朗唱と盛りだくさんのプログラムで実施しました。
オープニング朗唱は「古事記」の編纂者太安万侶ゆかりの神社である多神社(田原本町)宮司の多忠記氏、模範朗唱は富山県高岡市万葉歴史館館長の坂本信幸氏と声楽家の吉桑道子氏にご披露いただいたほか、招待者として記紀ゆかりの県内市町村の首長や職員、記紀ゆかりの三重県・島根県の職員の方々にもご参加いただきました。また、参加者朗唱には県内外を含め、36組168名の方にご出演いただき、音楽や踊りなど多彩なアレンジで「古事記」を表現していただきました。
本大会を通じて、「古事記」をあまり知らなかった方は古事記に親しみ、既に知っていた方はより一層理解を深めていただけることを期待しています。これからも「古事記編纂・完成の地 奈良」を発信していくとともに、「古事記」が私たちの暮らしの中でより身近な存在となるよう取り組んでまいります。