全国知事会議は本県では初めての開催でした。3年ぶりの全国知事会議には、47都道府県のうち45人の知事が出席し、充実した会議となりました。
令和2年4月にオープンした奈良県コンベンションセンターを主会場として、新型コロナウイルスの感染対策を徹底する中、地方が抱える諸課題に関する国への提言要望等が取りまとめられました。
また、テーマごとに有識者を交え、議論を行うセッション(分科会)も実施され、「地方自治・地方政治」をテーマとしたセッションでは座長を務め、7人の知事と各地域における県と市町村の関係等について意見交換を行い、WEB会議よりも幅広く、かつ、緻密な情報交換等が行える対面での会議の意義を感じました。
会議の最終日には、国と一体となって、地方部と都市部が共に輝き、より良い日本を創生できるよう更なる挑戦に果敢に取り組むこと等をまとめた「奈良宣言」が採択されました。
全国の知事の皆さんに、奈良の世界遺産等をご案内できなかったことは残念でしたが、奈良県でこのような大きな会議を概ね円滑に運営できたことは良かったと思います。

