平成21年8月21日(金)、22日(土)に、地域医療ワークショップ「水と緑とやすらぎの郷で医療を語る」を開催しました。
初日、参加者の多くは医大や橿原神宮前に集合し、バスで会場となる『世界遺産「大峯奥駈道」の郷』上北山村へ向かいました。途中、川上村の名所である蜻蛉(せいれい)の滝近くで昼食休憩をとりました。滝に見入っている参加者もいました。
昼過ぎには上北山村に到着しました。講演 会場である上北山中学校では、最初に佐久総合病院の色平哲郎先生から診療所勤務経験に基づく地域医療への想いや、医師になる前の学生時代に培っておくべき ことについてお話いただきました。続いて、県立五條病院の中村達先生から「奈良県へき地医療研修プログラム」について説明いただきました。 その後、奈良 県立医科大学の藤本眞一先生の司会進行のもと、札幌医科大学の夏目寿彦先生に基調講演をしていただき、へき地医療における問題点の解決策を探るワーク ショップを行いました。
医学生、研修医、実際にへき地医療に関 わっている病院や診療所の先生方、へき地市町村の医療行政担当者で構成する班に分かれ議論を行い、予定時間を過ぎるほど白熱したものとなりました。各班の 発表には、これからのへき地医療対策を考える際のヒントがたくさんあったように思います。
その後、ホテルかみきたに会場を移し、交流会を開催しました。交流会では、更に参加者の皆さんに親交を深めていただき、交流会の後は温泉で一日の疲れを取っていただきました。
2日目は朝から上北山村国保診療所(ワースリビングかみきた内)を見学しました。診療所長の明石陽介先生にご案内いただき、参加者はへき地医療の現場を熱心に見学していました。見学の後、参加者はバスで帰路につきました。
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奈良県 福祉部 健康安全局 医師・看護師確保対策室
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医師対策係 岡本・吉田