農業研究開発センター 季節の風景
(令和5年9月28日更新)
土着天敵「タバコカスミカメ」/本所 環境科
当センターでは、殺虫剤に頼らない害虫防除技術のひとつとして、土着天敵を活用した防除体系の確立を目指しています。「タバコカスミカメ」は土着天敵のひとつで、防除の難しいアザミウマ類やコナジラミ類を捕食することで注目されています。センター内にはタバコカスミカメが大好きなゴマを植えており、8月から秋にかけてその姿を見せてくれます。
(写真左から:天敵温存植物のゴマ、タバコカスミカメ)
薬用作物「ヒロハセネガ」/大和野菜研究センター
ヒロハセネガは宇陀地域で近年栽培が試みられている薬用作物です。生産現場で採種された種子の発芽率にばらつきがあることから、大和野菜研究センターでは採種の時期や保存方法が発芽率に及ぼす影響を調査しています。


(写真左から:ヒロハセネガ栽培ほ場、ヒロハセネガの花、発芽試験)