
奈良市内のホテルにおいて、北海道大学大学院法学研究科宮本太郎教授を講師にお招きし、「『社会保障・税の一体改革』と地方行政」と題するセミナーを開催しました。先生の講演は、急速な高齢化の進展と近年の社会経済構造の変化を背景に、大きな転換点にあるわが国の社会保障を考える上で、大変示唆に富むものでした。
とりわけ、社会保障の支え手である現役世代への支援や自治体が主体となったサービス給付が、雇用と生きがいに結びつき、地域経済とくらしを活性化するとのご説明には感銘しました。奈良県においても医療や介護などの社会保障サービスの充実により、地域経済を牽引していくようなシステムの構築を進めていきたいとの想いを新たにしたところです。
当日は、県内の政財界、各種団体の代表者約80名の方々にも出席いただき、講演後は、今最もホットなテーマについて、熱心に意見交換を行いました。とても有意義なセミナーでした。