
天理市の天理教白川地区内広場(メイン会場)と天理市立丹波市小学校(サテライト会場)の2会場において、早朝から防災関係機関、団体と住民の方々約1,200名が参加して、平成24年度奈良県防災総合訓練を実施しました。
今回は、昨年の東日本大震災、また本県で深刻な被害が発生した紀伊半島大水害を受けて、「避難」をテーマに、熱心に取り組んでいただきました。
県では、防災計画を実際的なものにするための見直しを進めているところであり、サテライト会場である天理市立丹波市小学校では、地元の自主防災組織の方々や小学生の子どもたちの参加を得て、避難所開設・運営訓練も行いました。「避難のあり方」、「避難所のあり方」は、昨年の大きな災害を通じて浮かび上がってきた大きな課題であり、今後もこのような訓練を広め、住民の方々にも防災意識を高めるきっかけとしていただければと考えています。
いつどこで起きるかわからない災害による被害を最小限に抑えるため、広域の応援体制の整備をはじめ、消防・警察・医療チームなど関係機関の連携のほか、「自助」と「共助」による地域防災力の向上に努めてまいります。