今月のポスター　平成19年度　人権啓発ポスター優秀作品

12月1日は「世界エイズデー」
LIVING TOGETHER〜大切な人を守るために〜

　エイズは、ＨＩＶ（ヒト免疫不全ウイルス）と呼ばれるウイルスに感染することが元になって起こる病気です。ＨＩＶ感染者・エイズ患者は平成18年末で前年より1,358人増の12,394人が報告されており、毎年増え続けています。（厚生労働省エイズ動向委員会調査）
　ＨＩＶは、感染してもすぐには自覚症状がないため、性的接触により、知らずに感染を広げてしまいます。そのため、エイズを予防するには、コンドームを使用することが、大変有効な手段です。また、早期に検査を受診し、適切な相談や医療機関への紹介を受けることで、早期発見による治療効果が高まります。ＨＩＶ検査は匿名・無料で、県内すべての保健所で受けられます。
　ＨＩＶは感染力が弱く、性的接触以外の日常生活や、学校、職場、近所づきあいなどの社会生活上では、感染することはありません。しかし、残念なことですが、今でもエイズ患者に対する誤解や偏見があります。エイズについて正しい知識と理解を持って、偏見や差別のない社会をつくりましょう。