自分らしくありたい…。これは誰もが望むことですが、この願いを阻む深刻な問題が「認知症」です。
認知症の人は記憶の欠落等から不安になり、異常な言動や行動を取ることがあります。本人には病気だという自覚のないことも多く、家族が疲れ切ってしまうことも少なくありません。
しかし、周囲の理解と気遣いがあれば穏やかに暮らしていくことは可能です。生活習慣の改善や早期発見・早期対応により、その進行を遅らせることもできます。誰もが認知症についての正しい知識を持ち、認知症の人や家族を支える手だてを知っていれば、「尊厳がある暮らし」をみんなで守ることができます。
10月には、認知症の人と家族を支える「全国研究集会*」が開催されます。認知症の早期発見・診断から終末期のケア・看取(みと)りまで「切れ目ない支援」を確立するために何が必要か、今できることは何か、みんなで考えてみませんか。関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
*全国研究集会については、情報ファイルに詳しく載っています。 |