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国栖の里で工房を営む皆さん。「夏休みの思い出に、吉野の自然に包まれて、ものづくり体験はいかがですか」 |
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「和紙ってこうして作るんや」「お母さんも初めてやわ、楽しいね」。
子どもたちの歓声に大人の声も弾みます。
吉野山の大自然に抱かれた国栖(くず)の里で、毎年7月に開催される「くにす体験フェスタ」。紙すき、箸づくり、木工、陶芸、ガラス工芸など、様々なものづくりを体験できます。ものづくり体験は、この地で営む工房や店舗が工夫を凝らして用意したもの。たとえば、砂を吹き付けガラスを研磨する「サンドブラストエッチング」では皿などに好きな絵を描き、「箸作り」ではペーパーで磨いて焼きゴテで絵や名前を刻印。「木工」では木肌の色を生かした動物を作ります。陶芸の「手びねり」は実はお父さんに人気だったり、紙すきはお母さんが夢中になったり…。ものづくりの楽しさを家族皆で満喫できます。
「ものづくりの里の魅力を発信したい」と4年前に8つの工房が始めたこのフェスタ。回を重ねるごとに評判が高まり、今では約18の工房・店舗などが参加し、昨年は約300人が訪れる盛況ぶりを見せました。「皆さんの笑顔が嬉しくて、こちらも力が入ります。毎年来てくださる方もいて、今年はどうしてお迎えしようかとアイデアをひねっています」と語るのは国栖の里観光協会会長の植(うえ)貞男さん。
もちろん、清流の里で開かれるのも大きな魅力。体験の合間には川遊びやバーベキューをしたり、とびきり楽しい夏の一日が楽しめます。 |
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国栖は古くからの「ものづくりの里」。紙すきの歴史は約1300年前、
大海人皇子が養蚕と共に伝えたという。 |
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吉野山の恵みを生かし、風土の息吹が伝わるような作品たち |
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清らかな清流が涼を呼ぶ、深緑の里景色も国栖地区の魅力。 |
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