認知症は、老化現象ではなく誰にでも起こりうる脳の病気です。
「老化に伴うもの忘れ」はヒントがあれば思い出せますが、「認知症によるもの忘れ」はヒントがあっても思い出せません。このことで周囲の人との関係が損(そこ)なわれることもしばしば見られます。
しかし、もの忘れによる失敗や、今まで苦もなくこなせていた家事や仕事がうまくいかなくなる等、認知症の症状に、最初に気付くのは本人です。「認知症になったのではないか?」という不安は、健康な人の想像を絶するものでしょう。認知症の人は何もわからないのではなく、誰よりも心配で心細く、悲しい思いをされているのです。
県では、9月26日(土)に、県民を対象に、「認知症県民フォーラム」を開催します。周囲の人が、認知症について正しい理解を持っていれば、認知症の人の「尊厳ある暮らし」を守ることができるはずです。あなたも、認知症を理解して認知症の人への「応援者」になりませんか。
*「電話相談窓口」はこちら、「認知症県民フォーラム」については、こちらに詳しく載っています。 |