2010年、「平城遷都1300年祭」の開幕です。日本のはじまりから1300年という歴史を祝い、それを支えた先人に感謝し、将来に向けた願いを発信するお祭りです。
　 訪れた方々に、奈良の魅力を味わってもらい、奈良はよかったと口コミで伝えてもらうのが大事だと思っています。一過性のお祭りでない、奈良への再訪につながるものにできたらよいと思います。そういう意味で、来訪者に気持ちよく帰っていただくことがお祭り主催者の最大の目標です。

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　また、「巡る奈良」ということで県内各地でイベントを開催します。「奈良は奥が深い」、「南部の方も魅力的だ」と思っていただける展開を考えています。
　さらに、「東アジア未来会議」開催など、国際的な友好交流を図りたいと思います。奈良は古くから中国・韓国との交流があります。日本は東アジアとの共存、共栄を考えていく必要があると思います。そのような時に、中国や韓国とゆかりの深い奈良から東アジアの交流を提唱すれば、東アジアの平和と繁栄に多少なりとも貢献することもあるように感じています。

健康長寿立県を目指します。
　奈良を健康長寿の最先進県にしていきたいと思います。
　まず医療については24時間、「重症な疾患について断らない救命救急」体制の構築を目指します。また、医師不足対策、へき地医療の充実などについても取り組んでまいります。
　また、奈良の健康づくりについて地域ぐるみの健康づくりを進めます。高齢の方や障害のある方も暮らしやすいよう、抜本的な取組を始めたいと思います。

経済の活性化を図ります。
　地域の活力を高めるため、将来の中核となる新産業を創出するなど、ターゲットを絞った産業支援を行います。観光産業が地域活力に寄与できるように、滞在型観光を促進するとともに、オフシーズン対策として冬期のフルマラソンや「冬のあかりのイベント」等を開催します。
　また、県内消費の拡大、農林業の振興、雇用の安定を図ってまいります。

県政を発展させ、信頼される県庁になるよう、あらゆる課題に積極果敢に取り組んでまいります。皆さまの一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。