こどもの日に思う |
我が子が成人して、私の子育ても一つのピリオドかな、と感慨深げにアルバムを開く。こんな時期があったね。小さく柔らかい手、おっぱい臭いほっぺ、よちよち歩きの靴。かけがえのない、涙が出るほど愛おしい思い出が詰まっている。
最近は、「児童虐待」の記事を、ほぼ毎日というほど目にする。子どもにとって一番安らぎの場所であるはずの家庭で、心や身体に傷を受けることなどあってはならないのに、と胸が痛む。
「かわいいと感じられない」「イライラした」「夫は手伝ってくれない」など、虐待のきっかけは日常の中にある。この気持ちは私も痛いほどよく分かる。疲れてしんどくて、ぐずる子どもに当たってしまう、聞き分けがないとつい叩いてしまう。そんな自分が情けなく、我が子の寝顔を見て、ごめんねと泣いたこともあった。
幸い私の周りには、疲れた気持を支えてくれる人達がいた。
今だから言おう。子育て中の人達へ。「一人で頑張らないで!しんどい時は周りの人に相談して、頼ってね!子育ては子どもからプレゼントされたすばらしい時間だよ。しかも期間限定の!」 |
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