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将来に引き継ぎたい奈良の自然 | ||||||
ニッポンバラタナゴ (コイ目コイ科:絶滅寸前種) |
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全長およそ5cmで、ほかのタナゴに比べてタテ長の淡水魚(たんすいぎょ)。日本だけに生息していて、繁殖(はんしょく)の時期にオスがバラ色になるから、こう呼ばれているんだ。ドブガイなどの二枚貝に卵を産むので、二枚貝なしでは生きていけないんだよ。 かつては、西日本のため池などに広く住んでいたんだけど、外国から持ち込まれた近縁の魚と混ざり合って雑種になったり、ブラックバスなどの外来魚に食べられたりして、絶滅寸前になってしまった…。 大阪府東部、香川県北部、九州北中部のみに生息(せいそく)していると言われていたけれど、最近、奈良公園内のあるひとつの“ため池”にすんでいることが確認されたんだ。現在、ため池の所有者や近畿大学の協力で、調査や守っていくための活動をしているよ。 |
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