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1300年前に海を渡ってきた文化は奈良から日本各地へと広まった |
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唐招提寺(とうしょうだいじ)−日本に仏教の戒律を伝えた鑑真和上ゆかりの寺 |
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唐招提寺は、日本の求めに応じ、唐から苦難の末に来日した鑑真和上によって建立された戒律の道場で、金堂は当時の技術の粋(すい)を集めて建立されました。東西28m、奥行き15mの大きな建築で、現存する数少ない8世紀当時の建造物です。昨年11月に、10年に及ぶ解体修理「平成の大修理」が終わり、落慶法要が行われました。
内部に安置される盧舎那仏(るしゃなぶつ)、千手観音(せんじゅかんのん)などの仏像も創建当時のものです。金堂と内部の仏像の制作は鑑真とその弟子が指示したと考えられ、金堂の内部は唐文化の面影を強く残しています。御影堂(みえいどう)には鑑真和上坐像が安置されています。この像は、和上の在世中に制作されたもので、和上の風貌を写実的にあらわす8世紀の肖像彫刻の名作です。鑑真和上坐像は和上の故郷である中国揚州(ようしゅう)にも里帰りしたことがあり、中国の人々の熱烈な歓迎を受けました。
御廟(ごびょう)前には、中国揚州の大明寺から送られた香呂(こうろ)や中国仏教協会の趙樸初(ちょうぼくしょ)会長(当時)が詠んだ詩があるほか、揚州から贈られた瓊花(けいか)が植えられ、初夏にその可憐な花を咲かせます。
昭和53年には小平(とうしょうへい)国家副主席(当時)、平成20年5月には胡錦涛(こきんとう)国家主席が訪問されたほか、これまでも多くの中国の要人が日中友好の歴史を振り返ろうとして訪れています。 |
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平成の大修理を終えた唐招提寺金堂 |
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【唐招提寺】近鉄西ノ京駅から北に約700m |
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県国際観光課 |
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0742・27・8553 |
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0742・23・0620 |
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