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「あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫(にほ)ふがごとく 今盛りなり」
天平時代の平城京の繁栄を讃(たた)えて詠まれた、万葉集の中の一首です。万葉集の編者とされる大伴家持(おおとものやかもち)の生誕の地である奈良県と、万葉集に数多く収録されている家持の歌の半分近くが詠まれた富山県。万葉集を通じてつながりのある両県が、8月29日、平城遷都1300年を祝して交流しました。 |
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午前は、平城宮跡会場の交流広場において、荒井正吾奈良県知事や石井隆一富山県知事らがそれぞれの地域にふさわしい歌を朗読しました。荒井知事は「8世紀に平城京を中心とした多彩な文化交流があったように、平城遷都1300年祭終了後も、今度は記紀・万葉集・風土記を中心として、ゆかりのある各県の皆さまと交流をしていきたい」と述べました。 |
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意見交換する荒井奈良県知事(左)と石井富山県知事(右) |
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午後からは、かしはら万葉ホールにおいて両県知事が懇談しました。万葉集などをテーマとした事業展開や、スポーツ、地方税財政、産業・雇用政策、環境の保全という5つの議題について、課題の解消に向けた取り組みの紹介や新たな連携交流など、幅広く意見交換をしました。
その中で荒井知事は、奈良県の小中学生の学力は全国でも上位であるが、体力は下位にあることを説明し、「県民の誰もがいつでも運動できる総合型地域スポーツクラブが、富山県は全市町村に設置されているが、奈良県でも重要と考えている。また、子どもたちの目標作りのため、5年ごとに全国規模のスポーツ大会を開催するという取り組みは参考にしたい」と述べました。 |
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9月1日、奈良市東向商店街内にある県女性センター1階に、障害者アンテナショップがオープンしました。障害者雇用モデルの実践と商品販売の拠点として、①障害者雇用のモデルの創出、②売れる商品づくりへの取り組みの拡大、③県内企業の障害者雇用の取り組みの拡大、④企業や県民の理解促進を目指します。 オープニングセレモニーで、荒井知事は「ここをきっかけに、障害者の雇用確保へ大きな一歩を踏み出したい」と述べました。 |
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オープニングセレモニーで
荒井奈良県知事(中央)らがテープカット |
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障害者らが作った手作りパン。美味しい香りが店いっぱいに広がる |
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