すこしの「思いやり」を大切に |
休日の午後、買い物客でにぎわうショッピングセンター。駐車場もいっぱいで、車いす専用駐車スペースしか空いていません。店に入りトイレに行ったら、何人か列をつくって待っていますが、隣の多目的トイレ(身体の不自由な人用のトイレ)は空いています。あなただったらこんな時どうしますか。「少しの間だけだから…」と利用することはありませんか。
その「少しの間」に、本当にその駐車スペースやトイレを必要とする人が来たら、その人は他の駐車スペースやトイレを使うことができないのでとても困ります。
誰もが自由にまちに出て、人に会ったり買い物を楽しむことは、本当はあたりまえのことですが、障害のある人や身体の不自由な人にはとても大変なことです。少しでも出かけやすいようにと駐車場やトイレ、電車やバスの優先席などが整備されますが、周りの人がその必要性を理解しないと障害のある人達にとって「暮らしやすいまち」にはなりません。
まちの中で不便を感じている人に自分は何ができるのか、少しでも考えること、思いやることが、誰もが暮らしやすいまちづくりの第一歩ではないでしょうか。 |
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