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「マラソンを通じて生きる喜びを」〜 健康セミナー 〜
 1月22日、県文化会館で「マラソンを通じて生きる喜びを」をテーマに、健康セミナーが開催されました。
 まずはじめに、荒井正吾奈良県知事が「健康で長生きできるよう、今日の話を楽しんで帰ってください」と挨拶をしました。
 続いて、NPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦(きんてつひこ)さんが、ランニングと健康について講演され、軽い体操も交えて参加者を楽しませました。金さんは、以前、大腸がんを発症、手術されたにも関わらず、翌年には早くもフルマラソンを完走されるという経験をお持ちです。金さんにとって、走り続けていたことが抗がん剤を使わず、免疫力を高めることとなった、とご自身の体験も踏まえてお話されました。
 その後、健康と運動について、金さんと荒井知事による対談が和やかな雰囲気で始まり、荒井知事は、川辺(遊歩道)などの身近なところで、気軽に健康づくりに取り組める環境の整備を進め、安心して健やかに暮らせる「健康長寿県 奈良」を目指していると語りました。また、県のがん検診受診率が低いことについて、金さんは、大腸がんの一次検査(便潜血(べんせんけつ)検査)で、陽性反応が出ていたけれども、精密検査(内視鏡検査)を受けなかった自己の反省から、1年に1回は検診を受けるよう参加者に呼びかけました。
 最後に、「病気になっても悲観することなく、人生を前向きに捉えるきっかけにしてください」と金さんの力強い言葉が参加者に贈られました。
挨拶する荒井知事 挨拶する荒井知事
 
自らの経験を踏まえて講演される金さん 自らの経験を踏まえて講演される金さん
 
金さんの話を聞き入る参加者 金さんの話を聞き入る参加者
 
楽しい雰囲気のもと対談 楽しい雰囲気のもと対談
問 県健康づくり推進課
tel 0742・27・8682
fax 0742・22・5510
あらい日誌

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次なる奈良の観光戦略はこれだッ!
1月11日、「ポスト1300年祭の奈良の観光振興に向けて」をテーマに、
奈良県オープンセミナーが県新公会堂で行われました。
 今日的な行政課題について、有識者にご講演いただき、課題に対する理解を深め、今後の施策に反映していく「奈良県オープンセミナー」。
 今回は、奈良の観光振興という課題について、株式会社JTB常務取締役の清水愼一(しんいち)さんを講師にお招きしました。県民の方や観光事業者、県と市町村の議会議員や職員などが参加し、講演に聴き入りました。
観光の意味と1300年祭成功のカギ
 清水さんはまず、「観光とは、外から観光客が訪れることによって、自分たちの地域の素晴らしさを再認識する機会を与えてくれること」と述べ、「観光にとって一番必要なのは、そこに住んでいる方々がその気になること」とした上で、「平城遷都1300年祭が成功したのも、地元ボランティアの方の活躍など、そこに住んでいる方々がその気になったことが大きかった」と評価されました。
キーワードは“まち歩き”
 そして、長年にわたる自らの豊富な経験や数多くの事例、アンケート結果などを紹介しながら、現在の観光客のニーズを「観光施設ではなく、その地域の人と同じ暮らしや楽しみをほんのひとときでも味わうことにある」と分析し、「これからの観光のキーワードは、地域の歴史・文化・生き生きとした暮らしを体験する“まち歩き”である」と強調されました。
奈良県観光の課題と戦略
 その上で、「奈良県ほど歴史・文化・暮らしという資源に恵まれたところはない」としつつ、奈良の観光の課題として「低い宿泊率、食や土産物の不足、観光スポットの点在」の3つを挙げ、「豊富な資源を生かし切れていない」と指摘されました。そして、今後の戦略は、その豊富な資源を生かす“まち歩き”を視点にした「まちづくり」「仕掛けづくり」であると述べ、「夜と朝のエンターテインメントの必要性」など具体的な取り組みも提案されました。
講師の清水さん 講師の清水さん
 
昨年開催された「田原本まち歩き」のようす 昨年開催された「田原本まち歩き」のようす
 
会場のようす 会場のようす
問 県自治研修所
tel 0742・63・5551
fax 0742・63・5552

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