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奈良養生訓
知って防ごう胃がん・食道がん
初期症状
胃がんも食道がんも初期には自覚症状は、ほとんどありません。
でも、進行すると…
胃がん 食道がん
チクチクした胃の痛み
むかつき
胸やけ
吐き気
おう吐
もたれ
食欲がわかない など
健診で貧血を指摘されて発見されることもあります。
食道がしみる感じ
食物がのどにつかえる感じ
体重が減る
胸や背中の痛み
咳が出る
声がかすれる など
 
 
 
早く発見するほど5年生存率も高くなりますが、肝臓や肺など、他の臓器に転移している状態で発見された場合の5年生存率は10%以下になってしまいます。
胃がん 食道がん
 
胃がん 食道がん
 ピロリ菌の感染が、発ガンのリスクを高めるとされています。感染者は全国に6,000万人といわれていますが、ピロリ菌に感染している人が全て胃がんになるわけではありません。
 しかも、ピロリ菌感染だけではなく、他の要因も加わることで胃がんになる率が高くなります。
 喫煙とアルコール、熱い食べ物などが大きな発ガン要因であることがわかっています。
 ビールをコップ1杯飲んで顔が赤くなる人は、要注意!!
 さらに、毎日3合(日本酒換算)飲むとリスクが77倍にも跳ね上がります!!!
胃がん
胃がん
40歳以上になれば、年1回はがん検診を必ず受けて早期発見につとめましょう
(検診の受け方については、お住まいの市町村またはお勤め先の健康管理部門にお問い合わせください)
喫煙・多量の飲酒・熱いものを飲んだり食べたりする等の生活習慣は見直しましょう
糖尿病の方は、治療によりきちんと血糖をコントロールしましょう
ピロリ菌に感染していることが分かった場合は、除菌しましょう(2種類の抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬を7日間内服します)
少しでも体調不良を感じたら、迷わずレントゲン(バリウム検査)や内視鏡検査を受けましょう
一言アドバイス
山田眞一 胃がん・食道がんに詳しい山田眞一さん
(奈良市開業医)にお話を伺いました。
どちらのがんも、早期発見が何より大切です。早い段階なら、内視鏡を入れて粘膜を切り取る治療法で済み、完治する確率も高いんですよ。この方法で治せれば、胃本体を切ったり傷口が残ったりしないので、患者さんの負担も少なくて済みます。
早期の段階では自覚症状がほとんどないため、検診を毎年受けるのが、最大の予防。「毎年誕生月に受ける」などと決めて、定期的に受診しましょう。
●問 県健康づくり推進課 ■0742・27・8662 ■FAX 0742・22・5510



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