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奈良養生訓
奈良養生訓
〜自覚症状がほとんどない糖尿病 放っておくと大変なことになります〜
 血液の中にはからだに必要なエネルギー源であるブドウ糖があります。ブドウ糖がからだで処理できない濃度になるのが糖尿病です。日本人の40歳以上の男性3人に1人、女性2人に1人は、糖尿病患者かその予備軍といわれています。
奈良養生訓
糖尿病の患者さんの気持ち
奈良養生訓 痛くもかゆくもない病気なんかに、かまってられない。
何も症状がないんだから、大丈夫だろう…。
奈良養生訓 食事療法…食欲との戦いがつらい。
運動療法…面倒で続かない。
     時間がなくて出来ない。
奈良養生訓 あなたのもとにサイレントキラー※注1が忍び寄ります
※注1 症状が現れないまま進行し、致命的な合併症を誘発する病気のこと。
奈良養生訓 もっと早く生活習慣を見直せばよかった。
ちゃんと病院に行っておけばよかった。
「後悔 先に立たず」
取りかえしのつかないことになってしまいます。
出典)糖尿病患者による糖尿病患者のためのパンフレットより
fax www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001qjv4.html
奈良養生訓  高血糖※注2が続くと、合併症がいろいろ出てきます。5年位すると、手足のしびれ、こむら返りなどの神経症状が出てきます。7〜8年位すると、失明の原因となる網膜症が出てきます。10〜15年位すると、透析の原因になる腎症が起こります。
※注2 血液中のぶどう糖の濃度(血糖値)が正常よりも増加している状態。
しめじとえのきを使った料理
奈良養生訓
作り方
ぶなしめじ、えのきだけ(各々1パック)は石づきを取り、さばいておく。生しいたけ4枚は石づきを取り、1cmぐらいの薄切りにする。エリンギ1本は薄切り、にんにく1片はみじん切りにする。赤とうがらし2本の種をぬく。
耐熱ボウルに①を入れ、タレ(醤油大さじ2、酒大さじ1、だしの素小さじ1、塩、こしょう少々)をかけて、ラップをする。電子レンジで約3分加熱し、冷ます。
豆腐をお皿に盛り、Aを上にかけ、青じそのせん切りをのせる。
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出典)きのこ料理レシピ集(第一弾)
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●適正体重の維持
●運動習慣
●脂肪分を控える
●野菜をたっぷり
●飲み過ぎない
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奈良養生訓 一言アドバイス
医療法人 山田医院 管理栄養士・糖尿病療養指導士の
植田 久仁子(くにこ)さんにお話を伺いました。
 糖尿病の食事療法は、運動療法とともに、糖尿病治療の基本です。血糖値が高いといわれたら、自覚症状がなくても放置しないで、食生活を見直してみましょう。
 食事の内容や食べ方を工夫して、血糖値を改善することが、糖尿病の合併症を防ぐことにつながります。
 1日3食規則正しく食べる。特に朝食はしっかり食べる。夕食が遅く朝食抜きは、肥満の原因になりますし、まとめ食いは、血糖値を上げやすくなります。食品の種類はできるだけ多くする。ゆっくりよくかんで食べる。まず、野菜、海そう、きのこ類の料理から食べることで食べ過ぎを防ぐことができます。実行できることから始めましょう。
 1人で迷わず、かかりつけ医や管理栄養士に相談しましょう。
問 県健康づくり推進課
tel 0742-27-8682
fax 0742-22-5510



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