コンビニにパンやお弁当が届くところを見たことはありますか?それらはたいてい、底が浅く2色に色分けされたプラスチックケースに入って運ばれています。そのような物の輸送に欠かせないプラスチック製の箱や荷台などを専門に作っているんです。なかでも主力製品は「パレット」というものです。
本社生産技術部の早見部長
工場から別の工場へ、小売店へと一度に大量の荷物を運ぶときは、1メートル四方くらいの大きさの一枚の丈夫なスノコ状の荷台にまとめて積んで、荷台ごとフォークリフトなどで運ぶんです。この荷台のことを、パレットと呼びます。弊社では、年間およそ1000万枚のパレットを製造販売しているんです。
日本の物流を支える同社のパレット
名阪国道から近く便利なところと、広大な土地だったことですね。
国内に流通しているパレットは、まだ昔ながらの木製が多いんです。しかしプラスチックは、木製に比べて丈夫で、衛生的、リサイクルもできるという利点があります。木製からプラスチック製への切り替えや新商品開発を狙い、さらに成長していくための拠点として、この場所がちょうど良かったんです。
9月に竣工した巨大な新工場を含む広い敷地は、県内最大規模の面積。
10月から稼働し始めた棟では、発泡素材を使って給食のご飯の保温輸送箱や、工業部品の輸送用緩衝材などのさまざまな製品を作ります。
来春に稼働予定の棟では、弊社の関西地区の工場で初めてプラスチックパレットを作る予定です。名古屋〜大阪〜神戸のエリアに出荷する、西日本の一大製造拠点にしていくつもりです。
毎年10人以上の新卒採用を予定しています。将来この巨大な関西第3工場を率いていくのは、地元の人であってほしいと考えているからです。入社後は、まずこの工場で製造のプロを目指してもらいます。化学の基礎知識を持つ人ばかりではなく、文系の人も男女問わず人物重視で採用したいです。
弊社は若いころから、色々な仕事を任せてもらえる環境が魅力だと思います。数年後、リーダーシップを発揮して、人をまとめられるような、前向きな人と一緒に働きたいと思います。
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