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次いで、陰と陽とが別になり、神かむ倭や伊まと波い礼はれ毘び古この命みこ(と神武天皇)は、しえのことがらを明らかにすることました。天孫降臨。治績を記し、いつの時代でも、いに神かみ産む巣す日ひの神かみの三....

次いで、陰と陽とが別になり、神かむ倭や伊まと波い礼はれ毘び古この命みこ(と神武天皇)は、しえのことがらを明らかにすることました。天孫降臨。治績を記し、いつの時代でも、いに神かみ産む巣す日ひの神かみの三柱の神様が出現され天あま照てら大すお御ほみ神かみの孫である邇に邇にぎ芸の命みことの男をあ浅さ津づま間わく若ご子のす宿く禰ねの命みこと(允恭天皇)のれ、天あめ之の御み中なか主ぬしの神かみ・高たか御み産む巣す日ひの神かみ・大おほ国くにぬ主しの神からの国譲り。そして若わか帯たら日しひ子この天皇(成務天皇)、ある時、天と地が二つに分かの誕生。ことから聖帝と今に伝えられる。ではなかった宇宙の初めのこと。歴代天皇の祖神や、さらなる神々など、人民を慈しむ政治を行なった遠い昔、すべてのものの形が定か八や俣またの大をろ蛇ちと須す佐さの之を男の命みことの戦い。煙が立ち上る様を見て課税を減らすこに奏上いたします。天あま照てら大すお御ほみ神かみの天あめの岩い屋はや戸と隠れ。大おほさざきのみこと雀命(仁徳天皇)は、民家のと締めくくる。元明天皇の臣下である安やすまろ万侶がこ天あま照てら大すお御ほみ神かみ、月つくよ読みの命みことら神々の誕生。えられた。る。臣しん安やす万ま侶ろ、誠惶誠恐、頓首頓首」国での物語。は、あまたの神々を崇敬し賢君と伝「併せて三巻に録しるして、謹みて献たて上まつように述べている。伊い邪ざな那き岐の命みこ・と伊い邪ざな那み美の命みことの黄泉の御み真ま木き入いり日ひ子こ印いに恵ゑの命みこと(崇神天皇)げた『古事記』撰録について記し、序文冒頭で安や万すま侶ろは、およそ次のされる物語のあらましを語る。り着いた。太おおの安やす万ま侶ろが稗ひえ田だの阿あ礼れと共に成し遂れる。つづいて序文は、『古事記』に記な烏の導きによって目的の地にたどながる史書編纂企画の開始から献上されたことが、その序文に記さで、ユニークな人々と出会い、大き天武天皇による『古事記』へとつ下三巻からなる『古事記』が完成し、のです。によって、それを退けた。行く先々続く序文第二~三段においては、日。撰録者・太おおの安や万すま侶ろにより、上中が現れ、万物の生みの親となられた神が化身した熊と遭遇するも、神剣しえの伝えの意義を語る。(おほ)和銅五年(712年)正月二十八伊い邪ざ那な岐きの神かみ・伊い邪ざ那な美みの神かみの男女二神はるばる東への旅路の途中、荒ぶるで今を顧みてきたのだと述べ、いに0Episode上つ巻[序文]―格調高き名文が語り出す―臣中し上下安んや萬す侶ま言ろますをすざく平城宮の正門だった朱雀門。門の前では、元旦や外国使節の送り迎えの際に儀式が行われていたという。この門からまっすぐ、南にのびていたのが朱雀大路。まさしく平城宮跡のメインストリートだった訂正古訓古事記明治3(1870)年刊(奈良県立図書情報館所蔵)4