看護学生へのインタビュー <助産師養成所>
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看護学生へのインタビュー <助産師養成所>

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看護学生 <助産師学校>
プロフィール

大阪府羽曳野市出身。

平成23年(2011年)3月に奈良県内の看護短大を卒業し、同年4月に奈良県内の助産師専攻科に進学。現在1年次に在籍。

--看護師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
 私の母がクリニックで看護師をしていて、子どもの頃から母の働く姿を見て育ちました。母は、患者さんにとても慕われ、尊敬されていました。
 そんな母が「まだ15歳なのに、急いで自分の人生を決めなくてもいいでしょ」と言ってくれたので、高校は普通科に進学しました。その後3年間じっくり考えましたが、やはり、自分の決意が揺らぐことはなく、強い思いを持って看護短大に入学しました。
--学校の雰囲気について教えてください。
 みんなとても仲がいいです。でも、みんな実習に出ていることも多く、全員がそろうことはあまりありません。しかし、誰かが帰ってくると、「わぁー、久しぶり。実習どうだった」というように会話が弾み盛り上がります。
 また、社会人の方も多く、私たち学生と知識の量が違うため、授業などの理解が早く、驚くことがよくあります。
--看護実習の内容を教えてください。
 2~4名が1班となり、先生の引率で病院等の産科に実習に向かいます。
 この前の実習の8週間は、先生が付きっきりでいてくれて、とても心強かったです。
 基本的には産褥の方と触れ合っていますが、お産が始まると呼ばれます。陣痛から分娩を中心に実習を行いました。現場の助産師さんは、とてもきびきびしていて、輝いて見えました。他にも、地域や助産院での実習があると聞いています。
--どのような助産師になりたいですか。
 患者さんに寄り添ってあげられる助産師になりたいです。優しく、安心を与えられる助産師さんが私の理想です。
 また、不妊治療に興味があるので、いずれはそちらの分野に進み不妊に悩む女性のお手伝いをしたいと思っています。女性にとって、子供を授かるということは、とても自然なことですが、とても大きなことだと思います。不妊治療について調べると、認定看護師に不妊症看護分野があることを知りました。まだ人数は少ないようです。
--感動したことや一番嬉しかったことを教えてください。
 実習で、生命の誕生に立ち会えたことにとても感動しました。
 また。お産を終えたあと、産婦の方がどんどん「お母さんの顔」に変化していくことにとても驚くと同時に、なぜかとても嬉しかったです。
--先生方は厳しいですか。
 とても神聖なことで、一歩間違えると大変なことにもなるお産を、まだ半人前の私達がきちんと分娩介助できるよう育てるために必要な厳しさは、もちろん持っておられると思います。私たちの側に常にいてくれるので、安心できますし、嬉しいです。
--楽しみにしている学校行事はありますか。
 助産師の専攻科は1年間ですので、あまり学校行事に参加している時間はありません。学園祭が秋にあり、私たちの専攻科助産学専攻も発表をすると聞いています。
--つらかったことを教えてください。
 嬉しかったこともつらかったことも実習の中にありました。
 実習中は教科書通りのことはほとんどなく、自分が何もできないことがわかり、つらかったです。しかし、多くのことを学ばせていただきました。助産師は、看護師の仕事もできて当たり前ということを痛感しました。
--国家試験についてはどのように考えていますか。
 実習が即国家試験につながるので、実習は決して手を抜けません。看護師の国家試験も大変でしたが、助産師も大変です。勉強することは嫌いですが、自分で覚悟を持って進んだ道なので、勉強を頑張り、ぜひ合格したいと思います。
--将来の就業先についてはどのように考えていますか。
 まずは、助産師として一人前になることが大事なので、研修体制の整った大きな病院に勤めたいと考えています。
--結婚しても仕事は続けたいですか。
 女性もこれからは資格を持って頑張るべきだと思いますので、もちろん自分の一生の仕事として考えています。
--看護職を目指す方々へメッセージをお願いします。
 たくさんの学生の中から、助産師の専攻にストレートに進むことができた私はとても幸運だと思います。
 小さい時から、看護師になりたくて自分ではかなりの覚悟を持って看護師の道を選んだつもりです。そんな私でもやはり何度かは辞めたいと思ったことがあります。
 その時に自分の支えになったのは、看護師になりたいというその一心だと感じています。
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