所在地 | 〒635-8501 大和高田市礒野北町1番1号 |
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開設者名 | 大和高田市長 |
病院長 | 桝田 義英 |
マッチング利用 | 参加 |
病床数 | 320床 |
問合せ先 | 総務課 臨床研修担当 |
TEL | 0745-53-2901 |
FAX | 0745-53-2908 |
URL | http://www.ym-hp.yamatotakada.nara.jp/ 教育研修センターfacebookページ |
soumu@ym-hp.yamatotakada.nara.jp |
臨床研修情報2-1
研修管理責任者 | 研修管理委員会委員長 川口 千晴(副院長) | ||
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プログラムの特色 |
・大和高田市立病院は急性期病棟269床と地域包括ケア病棟51床(合計320床)を持つケアミックス型病院です。 ・急性期治療から療養、リハビリ、退院支援まで幅広く経験できます。市中病院のため、common diseaseを数多く経験します。一般外来研修でも多くの疾患を診ていただけます。 ・研修医が少ないので、指導医とマンツーマンで診療に当たります。当直においても指導医とマンツーマンです。研修医の希望や力量に応じた研修を組み立てることができます。 ・多くの協力病院・施設と連携しています。天理よろづ相談所病院での救急医療、當麻病院や秋津鴻池病院での精神科診療、地域医療は大福診療所、天満診療所、やわらぎクリニック、大和高田市保健センターで研修していただきます。また奈良県立医科大学附属病院や近畿大学奈良病院と連携しており、当院にない診療科での研修や専門性の高い研修を受けていただけます。 | ||
プログラムの目標 |
●落ち着いた研修環境で、患者さんと地域にきちんとと向き合う姿勢を身につけたい、そう願う学生の皆さんを歓迎します。 ●医師人格の陶冶を心掛け、どこにあっても成長していける礎を身につけましょう。 |
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カンファレンス特徴・内容 | 臨床研究センターは、研修医の皆さんの「問題対応能力」、「科学的探求力」それに「生涯に亘って共に学ぶ姿勢」を伸ばします:(パラグラフ・ライティング)を礎に、カンファレンスでの症例提示、退院サマリーやレポートの作成、学会発表等でのスライド作成やプレゼンテーションを介して論証技能を磨きましょう。そのうえで、臨床での疑問を科学的課題として位置づけ、統計を基に試験計画を立てて課題を解決に導く力量と論文を書く力量を育みます。 | ||
プログラム | 募集人員 | 3人 | |
1年目 | 内科 | 6ヶ月 | |
救急部門 | 12週 | ||
外科 | 4週 | ||
産婦人科 | 4週 | ||
小児科 | 4週 | ||
精神科 | 4週 | ||
2年目 | 地域医療 | 4週 | |
選択科目 | 48週 |
臨床研修情報2-2
プログラム内容 1年目 |
内科 |
入院診療 少数の特定指導医が、患者の入院から退院に至るまで研修医を導きます。当院内科(消化器内科、循環器内科、呼吸器内科および総合内科)の新規入院患者(総数約1、700人/年)の中から少数の患者の受持医となり、指導医と対話しながら、診察、検査、鑑別診断、治療方針の立案と実施、加えて各種手技を修得します。 救急診療 指導医の下で、内科の時間外救急患者の診断・初期治療にあたります。(患者入院に続き、受持医となることもあります。) カンファレンス 内科カンファレンス(1回/週)にて受持症例を呈示し、上級医のフィードバックを受けます。「振り返り」は随時に、360度評価は中間期と修了時に行います。 |
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救急部門 | 市立病院内かまたは天理よろづ相談所病院救急診療部において、主として日勤帯の救急患者の診断・初期治療にあたります。 【麻酔科】 手術室研修:それぞれの研修医が指導医と共に手術症例を担当し、それぞれの症例の術前診察、術中管理、術後診察を一貫して行います。 カンファレンス:指導医と共にカンファレンスに参加し、研修内容の理解を深めます。 手技:静脈確保、気道確保およびマスク換気、挿管、人工呼吸管理、橈骨動脈穿刺およびカニュレーション、腰椎くも膜下穿刺が適切に行えることを目標とします。 講義:研修期間中に、人工呼吸法、心肺蘇生法の各種アルゴリズムに関する講義を行います。 |
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必修科目 | 【産婦人科】 外来では、担当医の指導の下で、婦人科外来、産科外来を経験します。内診・超音波検査などは、外来診療の特殊性を配慮し見学を中心とした研修を行います。 (診断・治療)計画の立案に関しては、担当医の指導のもと積極的に参加します。 入院症例に関しては、受持医として、理学所見の診察・内診などの基本的婦人科診察法につき指導医の下自ら実施し、診断・治療計画の立案に参加します。 手術は助手として参加し、婦人科基本術式の理解・習得に努める。また副当直を週2回程度行います。 【小児科】 入院診療:小児科の新規入院患者数は600~700例/年なので、2ヶ月で20例以上の入院患者を、入院から退院まで指導医とともに診療します。 外来診療:一般外来、専門外来(神経外来、心臓外来、アレルギー外来)、慢性疾患外来、新生児生後1ヶ月検診、予防接種外来などを指導医とともに研修します。 救急診療:小児科当直を含め、時間外診察を指導医とともに研修します。 カンファレンス:入院患者の症例検討会(2回/週)、科の運営会議(週例)、産科との合同会議(月例)にて、症例呈示は定期に、「振り返り」は随時に、360度評価は中間期と修了時に行います。 検査、処置等の機会を積極的に提供します。臨床研究センターの支援を得て、学会発表と論文作成も全面的にサポートします。 【精神科】 ①オリエンテーション ②外来患者の診療 ③入院患者の診療 ④チーム医療への参加 ⑤社会復帰活動・地域リハビリテーション・地域ケアへの参加 ⑥まとめの作業 ⑦その他 |
プログラム内容 2年目 |
地域医療 | 大福診療所、天満診療所、やわらぎクリニック等で4週以上の研修を行う。各施設での研修期間は弾力的に決定する。 |
選択科目 | 研修可能な診療科の中から選択し、1科4週以上の履修とする。 | 関連協力型病院 | 医療法人向聖台會當麻病院、公益財団法人天理よろづ相談所病院、奈良県立医科大学附属病院、近畿大学奈良病院、医療法人鴻池会秋津鴻池病院 |
現在の研修状況と進路
現在の研修医人員 | 1年次 3名 / 2年次 3名 |
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研修医の主な出身大学 | 京都大、奈良県立医科大、関西医大、大阪医大、近畿大、広島大、岐阜大、神戸大、信州大、愛知医科大、兵庫医科大、四川大、熊本大、岡山大、和歌山県立医科大 |
研修終了後の進路 | 2年間の研修終了後、大学病院等との提携による専門研修も可能である。 |
メッセージ
指導医からの一言 | 『医師としてのプロフェッショナリズム(プロ意識・プロ根性)』を身に付け、磨き続けていただくことを目標に研修医の指導に携わっていきたいと考えています。昨今医師と社会の関係が悪化していますが、その主な原因は医師のプロフェッショナリズムの欠如です。臨床能力(医学的知識)の習得はもちろんですが、心の水準(コミュニケーション技術、倫理的および法的解釈、人間性、説明責任、利他主義)を高めることができなければ真のプロフェッショナリズムとは言えません。 右も左もわからない研修医にはしんどいことも多いとは思いますが一人の社会人となったのです。甘えは許されません。厳しく、時には優しく指導していきます。 |
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研修医から一言 | 大和高田市立病院は大和盆地の南西に位置し、周辺地域医療の核となる存在です。ここで common disease から稀な疾患まで様々な症例を経験できることは大規模病院と変わりませんが、研修医当たりの病床数はとても大きいことが市立病院の特徴だと感じます。それだけより多くの症例を経験できるのです。医学生の皆さんの将来像がどうであれ、初期研修医として得るべき経験は間違いなく得ることが可能です。加えて、教育研修センターと優秀な指導医の下で、プロとしての精神も磨けると感じます。 ぜひ一度見学に来てください! |