今月の花作り 9月
《上旬》
<サルビアの花がら摘み>
花色が一段とさえて、次々に花が咲いてきます。花が終わる頃には、その花穂の下に新しい花穂がついているので、早めに花がらを摘み取って、下にある新しい花穂を伸ばします。
<生け垣の刈り込み>
カナメモチ、ヒバ、イヌツゲ、カシ類などの刈り込みをします。ベニカナメモチをこの時期に軽く刈り込むと冬季(11月~3月)でも紅葉を楽しむことができます。
<台風対策>
9月から10月にかけての台風シーズンには、丈の高いダリアやコスモスなどの草花は、倒伏したり茎が折れたりします。早めに支柱を立てるなどの補強をします。鉢などは風の当たらない建物の近くやハウスに入れます。温室やハウスは風が入るとガラスが飛んだりビニールが破れるので、台風時は密閉します。
《中旬》
<秋まき草花の種まき>
ハナビシソウ、ヒナゲシなどは、直まきに、キンセンカ、オダマキ、スイート・アリッサム、ダイアンサスなどは鉢まきにします。
<ボケのさし木と移植>
さし穂は今年伸びた枝で太いものが良く、根元から勢いよく伸びているものが最適です。葉を取り除き、長さ10cmぐらいに切って用います。また移植は春に行うと根頭がんしゅ病にかかりやすいため、この時期に行います。
《下旬》
<シャクヤクの株分け>
5~6年同じ場所に植わっていると株が混んで花芽が充実しなくなります。1株に太い花芽を3~5個つけて、株分けをします。その後の生育が悪くなって、翌春の立派な開花が望めなくなるので、遅くとも10月中旬までに終えるようにします。
<落葉樹の植え付け>
ウメモドキ、ボケ、ボタン、モクレン類、ヤナギ類を植え付けることができます。
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