今月の花づくり 1月
《上旬》
<鉢花の手入れ>
シクラメン、プリムラ類など花が次々に咲くものでは、ハイポネックスなどの速効性肥料を薄い濃度で1週間おきに
与え、日中は日当たりの良い場所に置きます。
夜間はストーブのそばに置くと乾燥するので、少し離れた所に置くようにします。
花の咲き終わった花ガラなどは病気の発生のもとになるので、早い内に取り除くようにします。
<花木のせん定、整枝>
12月に引き続いて落葉樹の剪定、整枝を行います。
<バラのせん定>
1月から2月上旬が適期で、小枝、古枝を取り除き、太い新しい枝だけを3~4本残し、50~60cmの高さに切りつめます。この場合、一番上の芽が外側にある場所を選び、芽の上5mm程度の位置で切ります。
《中旬》
<秋植え草花、球根へのかん水>
戸外の鉢やプランターに植えた草花、球根や花壇植えのパンジーなどは冬の間ほとんど生育しないのでかん水もできるだけ控えます。
どうしても必要な時は晴天の日の午前中を選びかん水を行います。
<福寿草(フクジュソウ)の植え替え>
正月用に寄せ植えされたフクジュソウは、開花後、鉢から抜いて深い鉢か庭先に移植し、葉と根が十分に伸びるようにします。
<バラの接ぎ木>
バラの切り接ぎは1月から始めます。一般的には、種を播いて育てたノイバラを台木として接ぎ木を行います。穂木として剪定枝を利用するのもよいでしょう。
接ぎ木にはよく切れるナイフを使うので、手を切らないように注意が必要です。 接ぎ木をした苗はフレーム中の砂床に仮植えし、新聞紙などをかけ、直射日光を避けます。
《下旬》
<キク、アサガオの用土準備>
池の底土、田土などが手に入りやすい時期に当たるのでこの時期に準備をしておきます。
ふるいで微塵を除き、晴天の数日後に集めて保存します。
これに腐葉土、ピートモス、砂などを混ぜて用土とします。
<花木の土壌改良と寒肥>
大きな木は、胸の高さ(約1.5m)の幹の直径を5~14倍した位置の内側に施します。木を中心にして円形の溝を掘ります。
溝は根を切らない程度の深さ(10~30cm)とし、ピートモスと緩効性肥料を与え、土とよく混ぜます。
小木は、枝張りの内側全面にピートモスや肥料を施し、軽く耕しすきこみます。
わからない用語は、左のお役立ちメニューボックス「農業用語集」で、調べることができます。
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