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作成日:平成27年1月7日 
■キャリアを積み重ねるために
 
Q1.育児休業から復帰したばかりで、主任になる話が。
職場での責任が重くなり残業が増え家族に迷惑をかけるかも。それに子どもの急病で早退したら職場にも迷惑をかけるし…。
Q2.同僚男性には与えられる研修や社外と接点を持つ機会がありません。
このままいつまでも同じ仕事をして、歳をとっていくのかと思うと将来が不安…。
Q3.勤続7年。会社での昇進をめざし資格取得のため専門学校に通います。金銭的に補助があれば…。
Q4.育児休業復帰後違う部署への配置転換の辞令が。どうしても元の製作現場に戻りたいのですが…。
Q5.現場をよく知らない上司のもとで、働くことに嫌気がさしています。
Q6.私の勤務先はいまだにお茶くみは女性社員の仕事。会社の体質を変えていきたいのですが。




Q1.育児休業から復帰したばかりで、主任になる話が。
職場での責任が重くなり残業が増え家族に迷惑をかけるかも。それに子どもの急病で早退したら職場にも迷惑をかけるし…。
A.子どもをもつと、職場で消極的にならざるを得ないことも理解できます。ただここで一度自分自身に問いかけてみましょう。

 責任のある仕事に就くことから逃げていませんか。
 「周りに迷惑を掛けるから」を言い訳にしていませんか。

 今の仕事にどれだけの時間と能力を提供できるかも大切だけれど、子育て等の経験は仕事の中でも活きてきます。
むしろ、「活かす」「役に立たせる」ようにすることが、会社に利益をもたらす時代になってきているといえます。
「あなただからできること」がいっぱいあるはず。だから、「家族や会社に迷惑を掛けるから」と消極的にならなくてもいいのです。何か制限があるならば前もって言っておくことは必要ですが、会社はあなたに子どもがいることをわかった上であなたを選んでいるのです。勇気を出してチャレンジしてみましょう。

 

Q2.同僚男性には与えられる研修や社外と接点を持つ機会がありません。
このままいつまでも同じ仕事をして、歳をとっていくのかと思うと将来が不安…。
A.あなた自身がスキルアップしていきたい、と思っているなら上司に相談してみましょう。
仕事が回ってくるのを待つばかりでなく、積極的に発言したりあなたからの働きかけも必要です。研修に参加することであなたが得るメリット、会社が得るメリットを具体的に示して、申し出てみましょう。それと同時に、今の自分のためになることには、職場や上司の指示にかかわりなく休みを利用して参加すると次のステップがみえてくるかもしれません。

 

Q3.勤続7年。会社での昇進をめざし資格取得のため専門学校に通います。金銭的に補助があれば…。
A.一定の条件を満たす在職者または離職者が、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合、 教育訓練施設に支払った費用の一部の支給を受けられます(教育訓練給付)。

対象となる人は、受講開始日現在で雇用保険の加入期間が3年以上(初回は1年以上)ある在職中の人又は退職から受講開始までが1年以内の人です。

教育訓練給付制度では 、働く人の職業能力アップを支援する多彩な講座が指定されています。

●支給額:支給要件期間によって、割合や上限が違います
▲問い合わせ先
 【ハローワーク】


 

Q4.育児休業復帰後違う部署への配置転換の辞令が。どうしても元の製作現場に戻りたいのですが…。
A.厚生労働省の指針では、原則として育児休業後の職場復帰に際しては元の職場に復帰できるよう配慮することが事業主に求められています。今回は業務全体に支障がでないことがあなたの希望よりも優先されたのではないでしょうか。一度、上司とよく話し合ってみてはいかがですか? 
 

Q5.現場をよく知らない上司のもとで、働くことに嫌気がさしています。
A.仕事への意欲を失われているようですね。上司の存在だけがその原因でしょうか?仕事のどのような場面で、上司のどのような態度が仕事を「しにくく」しているのでしょうか?会社での職位が上がると仕事全体の統括や調整など、現場で働く人にとっては上司の仕事はわかりにくいところもあります。あなたの上司が本当に「現場を知らない」のかどうか観察してみてください。その上で上司に現場の事実をわかりやすく報告したり意見を伝えることは「あなたの仕事」です。そのような取り組みをするうちにあなたの意見に耳を傾けてくれる人が現れるかもしれません。気長に取り組むことも時には必要です。

 

Q6.私の勤務先はいまだにお茶くみは女性社員の仕事。会社の体質を変えていきたいのですが。
A.あなたがいやだと思っているのはもちろん「お茶をいれること」ではなく「女性だけが」それをすることなのですよね。おそらくあなたの会社では、性別で仕事を分け女性の能力を色々な仕事に活かせておらず、結果「補助的な仕事」は女性がするものだという意識が流れているのでしょう。好きな飲み物を簡単に作ることのできるセルフサービスコーナーを作る、次の新入社員が入ってきたら「女性」ではなく「新人」がお茶くみをするなどの小さなルール作りを積み上げていかれてはどうでしょう。それとともに今男性の仕事になっている仕事にも積極的にかかわっていきましょう。会社の体質や人の考え方を変えるのは一朝一夕には難しいですよね。またトップの考え方ひとつで会社のルールが変わるような職場であれば女子社員全員で社長に直談判、という手もあります。いずれにせよあなたの職場での立場が悪くなっては元も子もありませんので、ストレスの少ない策を練ってみては?

 



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