県民の皆様へ (平成27年9月18日現在)
厚生労働省より、新種のコロナウイルス(MERSコロナウイルス)に関する情報提供がありましたのでお知らせします。
コロナウイルスは、風邪の原因となるウイルスの一つです。平成14年に発生した重症急性呼吸器症候群 SARS(サーズ)もコロナウイルスの一種です。
新種のコロナウイルスは、平成24年に確認され、中東を中心に感染者が発生していますが、韓国でも患者の発生が確認されました。(韓国では、平成27年7月4日以降、新規の感染者の発生はありません。)
この新種のコロナウイルスは、感染症名を「中東呼吸器症候群(MERS)」、病原体名を「Middle East respiratory syndrome coronavirus(MERS-CoV)」と呼ばれています。感染すると高熱や咳、息切れといったインフルエンザのような症状が出ます。(感染しても症状が出ない場合もあります。)
特別な治療やワクチンはなく、予防にはマスクの着用、人混みを避ける、手洗いの励行などがあげられます。
現在までに国内での発生はありません。
(厚生労働省HPへ移動します。)
・中東呼吸器症候群(MERS)について
・中東呼吸器感染症(MERS)に関するQ&A
中東に渡航する方へ <中東呼吸器症候群(MERS)に関する注意>
中東諸国でのラクダとの接触は危険!!
近年、中東諸国を中心に、ヒトコブラクダがウイルスの感染源とされている「中東呼吸器症候群(MERS)」の発生が確認されています。
中東諸国(アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン等)に旅行した際には、以下に注意して下さい。
・平成27年9月16日 報道発表資料 (奈良県医療政策部保健予防課)(PDF:187KB)
・チラシ「感染症の注意喚起 ~海外では”動物”に注意!!~」
< 重要 >
●中東諸国(アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン等)のラクダに接触しない!
ラクダに乗る、ラクダのツバを浴びる、ラクダの肉を食べる、ラクダの乳を飲むなどの接触は、自ら危険に近づくようなものです。
※ラクダは威嚇行動でツバを吐くことがあります。ラクダの周辺に近寄ったときには、石けんと水で手をしっかり洗うことが必要です。水がないときのために消毒用ジェル活用も。
●もし、接触したら・・・
中東諸国への渡航中に、上記のようなラクダとの接触があった方は、帰国時に必ず検疫所へ申し出て下さい。
※申し出後は、検疫所の健康監視対象者となり、帰国後潜伏期間の14日間は1日2回体温及び体調を検疫所へ報告が必要です。
●アラビア半島又はその周辺諸国等の発生地域に渡航する方は、厚生労働省 検疫所のホームページ(「中東に渡航する方へ」)にて事前にご確認下さい。
●外務省 海外安全ホームページ 広域情報 http://www.anzen.mofa.go.jp/
●厚生労働省検疫所ホームページ トップページ http://www.forth.go.jp/index.html
<関連リンク>
・「中東呼吸器症候群(MERS)について」 (厚生労働省HP)
・「MERS(マーズ)コロナウイルス(MERS-Cov)」(国立感染症研究所HP)
・コロナウイルスに関する「よくあるご質問」 (国立感染症研究所HP)
・厚生労働省検疫所