平成17年7月25日
既存建築物における窓ガラスの地震対策について
窓ガラスの安全性を点検し、地震時の窓ガラスの落下・飛散による人身事故の発生を防止しましょう
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平成17年3月20日に発生しました福岡県西方沖を震源とする地震において、福岡市中央区天神の福岡ビルのガラスが割れ、道路に大量に落下する事態が発生しました。
この事態を受け、国土交通省において原因等の調査を行ったところ、当該ビルは昭和36年に建築されたビルでした。また、落下したのは硬化性のシーリング材(ガラスパテ)を用いた普通板ガラスで、網入りガラスを用いた部分は落下しなかったことが確認されました。これは、昭和53年に改正された建設省告示第109号第3第4号の基準を導入する前のビルの窓であることが原因と判明しました。
本県におきましても地震時の窓ガラス落下・飛散による人身事故発生の防止のための調査・PRに努めています。皆さまが所有の建築物の窓ガラスの状況把握及び安全対策(改修等)について、積極的に実施してくださいますようお願い申し上げます。
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<参考>
窓ガラスの地震対策のための「窓の点検」、「窓の改修方法」等について、(財)日本建築防災協会の「窓ガラスの地震対策の要点」を参考にしてください。窓ガラスの点検等について、ご不明な点がございましたら、下記までご連絡下さい。
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奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局建築安全課建築指導係
TEL:0742-27-7574
FAX:0742-27-7790 |