平成30年度 大学生ボランティア指導員養成事業
◇第1回 内容検討会を実施しました!! ◇
日時:平成30年6月24日(日)
13時30分~16時30分
場所:県庁6階 61会議室内容
内容:講演・ワークショップ
講師:帝塚山大学 経済経営学部 教授 日置 慎治 氏
参加者:大学生ボランティア指導員 8名
第1部 講演 「青少年のインターネット利用の現状と危険性」
日置教授から、
「ネットいじめやネット炎上、自画撮り被害などインターネットに関するトラブルは、SNS上で発生することが大半であり、外部からのチェックが困難である。」
また、「自画撮り被害やデジタルタゥーと言われる消えないネット上への書込や長時間にわたるアプリの利用などの事例を挙げ、将来や健康のためにはどのようにインターネットを利用すべきかを伝えなけらばならない」と講義いただきました。
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第2部 ワークショップ 「小・中学生に伝えたいネットトラブルと防止法」・「小・中学生にわかりやすく伝えるための方法」
大学生ボランティア指導員が3班に分かれ、
「小・中学生に伝えたいネットトラブルと防止法」
「小・中学生にわかりやすく伝えるための方法」
について考えました。
【ネットトラブル】
・自画撮り被害
・無料通話アプリでのトラブル
・ネットいじめ
・権利侵害
・アプリゲーム利用による依存
【防止方法】
・インターネットの特徴を知る
・フィルタリングの利用
・ルールづくり
・ネット情報を安易に信じないようにする
・文書、写真の送信、投稿は再確認する
【わかりやすく伝えるための方法】
・寸劇
・クイズ形式を取り入れた受講者参加型の講習会
・マンガや動画を取り入れる
・覚えやすい標語を作成
などの意見を発表し、インターネットの特徴を知ってもらい、ネットトラブルに応じた防止方法をわかりやすく伝えることの重要性についてボランティア指導員で意識の共有をしました。
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◇第2回 内容検討会を実施しました!! ◇
日時:平成30年8月4日(土)
10時00分~11時30分
場所:奈良商工会議所4階 403会議室
内容:講演
講師:奈良県警察本部 生活安全部 サイバー犯罪対策課
課長補佐 大久保 充敏 氏
係長 木戸上 幸弘 氏
参加者:大学生ボランティア指導員 8名
講演 「奈良県内のサイバー犯罪とサイバー犯罪に係る青少年の被害の現状」
大久保課長補佐、木戸上係長より、
「サイバー犯罪とは主にコンピュータネットワーク上で行われる犯罪の総称であり、他人のID・パスワードを使用して不正アクセスする行為や不正プログラムの作成、児童ポルノなどがある。」
「リベンジポルノや自画撮り被害など悪意ある行為は基より、冗談半分で友人の裸を撮影したり、その写真を第三者に送ったりすることで児童ポルノ製造罪や提供罪といった犯罪になる。」
など、青少年が被害者だけでなく、知らぬ間に加害者になってしまうことについても事例を挙げ、サイバー犯罪に関する現状と青少年がインターネットを利用して犯罪の加害者にも被害者にもならないためには、「判断力」、「自制心」、「責任感」が必要であると講義いただきました。
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◇第3回、第4回 内容検討会を実施しました!! ◇
日時:①平成30年9月4日(土)9時30分~12時00分
②平成30年11月3日(土)8時30分~17時15分
場所:①大和会議室2階 B会議室
②大和会議室4階 B会議室
内容:小・中学生を対象とした講習会資料の作成
講師:①帝塚山大学 経済経営学部 日置慎治 氏
参加者:①大学生ボランティア指導員 7名
②大学生ボランティア指導員 7名
大学生ボランティア指導員は、スマートフォンやインターネットを
利用するうえでの問題点やフィルタリングサービスとルールづくりに
ついて班員で話し合い、講習用資料の作成に取り組みました。
また、帝塚山大学 経済経営学部 日置慎治教授にご協力いただき、
資料作成のポイントや助言をいただき資料の作成をおこないました。
大学生ボランティア指導員は、自画撮り被害(だまされたり、脅され
たりして児童が自分の裸体を撮影させられたうえ、メール等で送らされ
る被害のこと)といった子供の性被害を防ぐためには、わかりやすく伝
えることが大事であることから、動画の作成を行いました。
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◇大学生ボランティア指導員 啓発資料事前発表会を実施しました。◇
小・中学生への出前講習会の実施校が決定し、本番を迎えた大学生ボランティア指導員は、講習会に向けて3班合同で事前プレゼンテーションを実施しました。
日時:平成30年11月11日(日)
12時30分~16時30分
12時30分~16時30分
場所:奈良県庁4階 第41会議室
参加者:大学生ボランティア指導員 8名
講師:帝塚山大学 経済経営学部 教授 日置 慎治 氏
奈良県警察本部 生活安全部 サイバー犯罪対策課
課長補佐 大久保 充敏 氏
大学生ボランティア指導員は自分たちで作成した講習会資料を用いて発表を行いました。
講師の先生方から
・文字フォントを統一する
・グラフを活用氏、視覚的に捉えられるようにするとで実
感がでる。
・抽象的な表現を使用せずに、具体的な事例を利用する
・資料に記載している内容と異なったことを伝えない
など、講習会を実施するための的確なアドバイスをい
ただきました。
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◇大学生ボランティア指導員は小・中学生を対象に講習会を実施しました。◇
実施期間:平成30年11月27日~平成31年2月12日
参加者:大学生ボランティア指導員 9名
受講者:県内小学校4校 4講座
県内中学校6校 8講座 約900名
大学生ボランティア指導員は講習会が開催された、
各小学校、中学校で、「ネット上で知らない人と
やり取りをするとどのような危険性があるのか。」「無料通話アプリではなぜトラブルになってしまう
のか。」実例を取り上げ説明をしたうえで、どうし
たら防ぐことができるのか受講した児童・生徒の皆
さんに考えてもらいました。
また、防止対策として「フィルタリング」の有効
性と「ルールづくり」の必要性を伝え、「ルールづくり」についてはどのような「ルール」を作ればいいか児童の皆さんに考えてもらいました。
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◇大学生ボランティア指導員「反省検討会」を実施しました。◇
日時:平成31年2月16日(土)
10時30分~14時00分
場所:奈良県庁6階打ち合わせスペース
出席者:大学生ボランティア指導員 9名
帝塚山大学 経済経営学部 教授 日置 慎治 氏
奈良県警察本部 生活安全部 サイバー犯罪対策課 課長補佐 大久保 充敏 氏
奈良県くらし創造部 青少年・社会活動推進課 課長 東川 富成 氏
内容:感謝状贈呈
日置慎治氏、大久保充敏氏による講評
大学生ボランティア指導員意見交換
青少年を有害環境から守る奈良コンソーシアム事務局では、県内の小学生や中学生のインターネットリテラシーの向上のため積極的に取り組んでいただいた大学生ボランティア指導員9名へ感謝状を贈呈しました。
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日置教授、大久保課長補佐は大学生ボランティア指導員へ
・大学生が小・中学生に講習会を実施するのは全国的に珍しい。
・大学生の内に教える立場を経験することは社会人になった時に大きな自信となる。
・小学生や中学生の様子を見ていると、大学生の話を親身になって聞いているのが分かる。
・来年度も、積極的に参加しいただきたい。
・小学生や中学生の流行を捉えやすい立場でいるので、どういったゲーム流行っているのか、子どもたちは何
のアプリを使ってるのかを参考に教えてもらいたい。
と大学生ボランティア指導員を賞賛しました。
また、大学生からは
・児童たちから、想定外の回答や質問が出るときに対応に困るときがある。もっと勉強する必要性を感じた。
・教えている立場もあり、自身のスマホ利用について意識し見直すことができた。
・資料作成の時間をもっと増やしてもらいたい
・講習会の間隔が詰めすぎていた。講習会の反省を活かし資料の改善をしたかったが時間的余裕がなかった。
など、前向きな意見が出された。また、事業の改善箇所について問題提起いただきました。
今後、奈良コンソーシアムでは、いただいた意見を参考により良い事業となるよう努力いたします。
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親子で学び考えよう!親子ネットセミナーを開催しました。
日時:平成30年8月18日(土)
13時30分~16時00分
場所:橿原市複合施設「ミグランス」4階 橿原市コンベンションルーム
講師:一般社団法人 ソーシャルメディア研究会 チーフ研究員
特定非営利活動法人 奈良地域の学び推進機構 石川 千明 氏
内容:第1部 講演
「学ぼう!スマホ・ネットの安全な使い方」
休憩 コンソーシアム構成団体によるブース展示
株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社
第2部 講演
「考えよう!スマホ・ネットの安全な使い方」
講演 「学ぼう!スマホ・ネットの安全な使い方」 「考えよう!スマホ・ネットの安全な使い方」
石川氏は、インターネット利用に関する事はスマホ・ケータイを持っている人だけの話しではない。インターネットは身近にあり、誰にでも該当する。ネット利用は楽しいこと、危険なこと、不愉快になること、知っておくべきことなどを子どもに寄り添い説明され、子どもにも保護者にも親しみやすく、わかりやすい講座となりました。
また、スマホ・インターネット利用について親子で決めておくべきルールについて、ルールづくりワークシートを活用し、親子間で話し合い、子ども・保護者が納得のできる家庭でのルールをつくりました。