ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の予防接種について

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症とは

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて

  ヒトパピローマウイルス(HPV)の中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

HPVワクチンについて、詳細は以下のホームページをご参照ください。

●ヒトパピローマウイルス感染症について(子宮頸がん予防ワクチン)(厚生労働省HP)

HPVワクチンに関する通知・事務連絡(厚生労働省HP) 

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~

              キャッチアップロゴ

 平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性の中に、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチンの接種の機会をご提供しています。(※)

※なぜ、あらためて、接種の機会が設けられているかについて

 接種後に報告された多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、平成25年から令和3年まで、個別に接種をお勧めする取組を一時的に差し控えていました。令和3年11月の専門家の会議で、安全性についての特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、個別に接種をお勧めする取組を再開することになりました。

詳細はこちらをご参照ください。

○厚生労働省 キャッチアップ接種リーフレット

○厚生労働省  ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~

接種の対象となる方

次の2つを満たす方が、あらためて接種の機会をご提供する対象となります。

(1)平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性

(2)過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない(※)

過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。

接種が受けられる時期

接種の対象に該当する方は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、HPVワクチンを公費で接種できます。

キャッチアップ接種を受けるための手続き

 具体的な接種方法は、住民票のある市町村からお知らせが届きますので、そちらをご覧ください。
また、過去に受けた接種回数や時期により、接種方法が異なる場合があります。できるだけ母子健康手帳を確認・持参して、市町村や医療機関に相談してください。 

接種を受けるには

 具体的な接種方法は、住民票のある市町村からお知らせが届きますので、そちらをご覧ください。
また、キャッチアップ接種を希望される方であって、過去に接種を受けたことがある場合は、その接種回数や時期により、接種方法が異なる場合があります。できるだけ母子健康手帳を確認・持参して、市町村や医療機関に相談してください。

 

接種のご相談は、お住まいの市町村窓口にお問い合わせください。(一覧はこちら⇒奈良県市町村相談窓口一覧(pdf 237KB)

厚生労働省のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関する相談窓口について

 厚生労働省では,子宮頸がん予防ワクチンの接種についての相談を受け付けています。
 ※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
 ※本相談窓口ではHPVワクチンを含む、予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について   
  相談を受け付けしています。
 
   電話番号 03-5656-8246 
 
受付日時 平日9時~17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く。)

<参考>HPV相談窓口について(厚生労働省HP)

 

【HPVワクチンを接種後に体の不調で、お悩みの方へ】

厚生労働科学研究事業にて「HPVワクチンの安全性に関する研究」を実施することになりました。詳しくは下記URL(HPVワクチンの安全性に関する研究 (enquete.jp))までアクセスください。

奈良県のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後の症状に関する相談窓口、及び医療について

○ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後の症状に関する相談窓口について

 国は都道府県にHPVワクチンを接種した後症状が生じた方の医療や教育に関する相談窓口を設置することとしました。

 県ではこれを受け、医療政策局疾病対策課に総合相談窓口を設置し、教育委員会事務局体育健康課 健康教育係に設置する学校生活に関する相談窓口と連携し、症状や教育にかかる支援を行っています。

 

  <総合相談窓口>医療政策局疾病対策課                 電話番号 0742-27-8800

  <学校生活に関すること>教育委員会事務局体育健康課 健康教育係    電話番号 0742-27-9862

  受付日時 平日8時30分~17時15分(祝日、年末年始は除く。)

 

  詳しくはこちら→ 奈良県チラシ(pdf 390KB)

 

○ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後の症状に関する奈良県の医療について

 HPVワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときは、まずは接種医療機関など、地域の医療機関にかかっていただきますようお願いします。接種医療機関や地域の医療機関受診が難しい場合、より専門的に診てもらう必要がある場合には、県が指定する協力病院(奈良県立医科大学附属病院)を受診することができます。奈良県では、協力医療機関である奈良県立医科大学附属病院と連携を密にし、健康被害を受けた方を適切に医療につなぐことを目指します。
 
<参考>
●厚生労働省ホームページ:
協力医療機関について外部サイトへのリンク

お問い合わせ

疾病対策課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
感染症係 TEL : 0742-27-8612
精神保健係 TEL : 0742-27-8683
がん対策係 TEL : 0742-27-8928