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奈良の医療 進化中! |
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奈良県では、県民が必要なときに適切な医療を受けられるよう、「がん医療」「周産期医療」などにおける高度医療の整備、住み慣れた地域で医療を受けられる体制の強化、ドクターヘリ導入等による救急医療の充実を進めています。奈良県の医療は、日々進化しています。 |
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奈良県総合医療センターを奈良市七条西町地区に新築移転 |
平成
30年春 |
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現在、奈良県総合医療センターは、平成30年春の開院に向けて、奈良市七条西町二丁目への新築移転を進めています。
これにより、これまで以上に高度な医療を提供できる拠点病院が北和に誕生します。 |
完成イメージ |
救急
医療 |
2次救急から3次救急まで、救急車を一元的に受け入れることができる救命救急センターの整備 |
がん
医療 |
最新の放射線治療装置を設置するほか、化学療法室を拡充 |
周産期
医療 |
高リスク妊産婦の出産でも安心できる集中治療室の機能と規模を拡充 |
その他、小児医療、糖尿病治療、精神医療、災害医療を加えた7つを地域医療を支える柱として、整備を進めます。 |
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県全体でより良い医療を提供するため、職員だけでなく、県内の医療従事者が研修できる環境を整備し、県内の医療専門職の資質向上支援に取り組みます。 |
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問 |
奈良県立病院機構 |
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TEL |
0743-85-7025 |
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FAX |
0743-85-7026 |
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「がん医療」「周産期医療」「手術機能」を強化 |
県立医科大学附属病院新病棟(E棟)が平成28年10月に全面オープンしました。
E棟の完成により、がん患者への最先端治療や総合周産期母子医療センターなどの機能が強化されるとともに、進歩する先端医療に対応可能な手術室が整備されています。 |
県立医科大学附属病院E棟 |
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放射線治療・核医学科
長谷川 正俊 教授
正常な臓器をなるべく破壊せず、主にがんだけを集中的に治療できる高精度の放射線治療機器が4台になりました。高度のがん治療を短時間で提供でき、患者さんの負担も軽減できます。
また、がんの位置を正確に把握できる最新のPET/CT装置も導入しましたので、診断精度が向上しました。 |
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産婦人科
小林 浩 教授
医大では、高リスク妊婦だけでなく、バースセンターでの通常分娩にも対応しており、大学病院としての分娩数は、全国でもトップレベルです。E棟では特に、安心・安全だけでなく、より快適に過ごしていただくため、全室個室化などの環境面を充実させました。
また、小児医療では※NICUとGCUを拡張して、突発的な事態にも、より対応できるようにしました。
※NICU=新生児集中治療室
GCU=後方回復期室
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E棟の主な設備 |
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がんに集まりやすい検査薬を投与後に撮影するPETと同時に、がんや臓器の位置、形を正確に把握できるCTを撮影するので、がんの診断精度が向上します。 |
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NICU(新生児集中治療室)で治療を受け、低出生体重から脱し、状態が安定してきた赤ちゃんをケアします。 |
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手術室に放射線透視装置を併せ備え、内科的治療と外科的治療を組み合わせることにより最新の医療技術を提供します。 |
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二上山から葛城山までの山並みが見られます。 |
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問 |
奈良県立医科大学 |
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TEL |
0744-22-3051 |
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FAX |
0744-22-4121 |
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南和地域における医療提供体制の強化 |
南和地域における現在の高齢化率は、36.6%と全国平均の26.6%より大幅に高く、高齢者が、住み慣れた地域で、その能力に応じて自立した日常生活を送り続けられるよう、救急医療の充実を図るだけでなく、在宅医療提供体制の構築が必要となっています。
しかし、南和地域では医療従事者の確保等に課題があります。そのため、「奈良モデル」の一環として県と南和の12市町村が協働して設立した「南和広域医療企業団」が、体制の構築に積極的に関わっていきます。 |
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●救急・入院
南奈良総合医療センターでは、地域内唯一の救急告示病院として急性期患者に対応しています。また、回復期のリハビリ治療を行うことで、早期在宅復帰をサポートしています。なお、入院治療が長期にわたる場合には、吉野・五條病院に転院していただくことで、治療を継続します。 |
救急搬送のようす |
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●在宅生活の支援
自宅で療養を必要とする人に対して、企業団の在宅医療支援センター(在宅医療支援室)から医師・看護師が訪問診療・看護を行うほか、地域の診療所等と連携して、自宅での自立した生活が送れるよう医療面から支援します。また、夜間・休日の急変時には、地域の訪問看護師等と連携して対応します。 |
訪問診療のようす |
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※五條病院は今年4月にリニューアルオープン予定です。 |
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在宅医療支援センター |
南奈良総合医療センター内に設置。センターから、おおむね片道16km以内の地域を対象に、医師・看護師が、自宅で療養を必要とする人を訪問し、医療・看護サービスを提供します。(吉野病院にも、同様のサービスを行う「在宅医療支援室」を設置しています。) |
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今後、企業団の病院から医師等を派遣できない遠隔地での訪問診療・看護のあり方や、訪問看護ステーション未設置地域での急変時の対応など、南和地域における在宅医療の課題解決に向けた検討を県および関係団体において、進めていきます。 |
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問 |
南和広域医療企業団 |
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TEL |
0747-54-5000 |
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FAX |
0747-54-5020 |
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ドクターヘリの運航を開始 |
奈良県では、救急用の医療機器を装備し、救急医療の専門医や看護師が搭乗する専用のヘリコプター、「ドクターヘリ」の運航を今年3月から開始します。 |
時速200キロで救急現場へ急行! |
山間地域では、救急車による搬送に時間を要しています。ドクターヘリの導入で、現場での初期治療とスピーディな搬送が可能となり、患者の救命率の向上が期待できます。
また、災害などで、陸路による搬送が困難な場合にも対応が可能です。 |
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問 |
県地域医療連携課 |
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TEL |
0742-27-8935 |
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FAX |
0742-22-2725 |
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特集全体に関する問い合わせは
問 |
県病院マネジメント課 |
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TEL |
0742-27-8647 |
|
FAX |
0742-22-7471 |
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