奈良県御所浄水場では平成29年4月から、下市取水場と御所浄水場着水井との標高差を利用した小水力発電システムの運用を開始しています。
年間発電量は約31万キロワット時を見込んでおり、全て浄水場内設備の電源として利用します。また、大規模災害等により電力会社からの電力供給がなくなった場合には、自家発電機と組み合わせることで浄水処理に必要な電力を長時間確保することが可能です。
発電実績・二酸化炭素削減量はこちらをご覧ください |
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このシステムは御所浄水場の着水井流入管に設置された水車を回して発電するしくみで、公称最大出力は39キロワットです。
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設置場所 |
奈良県御所市戸毛
御所浄水場
(着水井流入管) |
水車形式 |
クロスフロー水車 |
公称最大出力 |
39kW |
年間発電量 |
307,000kWh |
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システムの運用で見込まれる二酸化炭素削減効果は年間最大148トンで、これは59ヘクタール(甲子園球場15個分)の広さの森林が吸収する二酸化炭素の量に相当します。また、石油換算で年間73キロリットル(ドラム缶365本分)の燃料を節約できます。
システムでつくられた電気は、電力会社から購入した電気と合わせて浄水場内の機械設備・薬品注入設備・ポンプ設備・排水処理設備等で利用されています。
この事業は、平成26年度 環境省再生可能エネルギー等導入推進基金事業(グリーンニューディール基金事業)からの補助を受けています。
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