高度処理とは、水質環境基準の達成・水道水源の保全・閉鎖性水域の富栄養化防止・処理水の再利用などのため、通常の(二次)処理水質よりさらにBOD(有機物)、SS(浮遊物質)の除去を行い、二次処理で除去しがたい窒素・リン等の除去を目的とした処理法です。
奈良県の流域下水道(4処理場)では、全て高度処理を導入しています。各処理場では、流域の特性によって放流する水質を設定し、処理方式を決定しています。
浄化センター・第二浄化センター
大阪湾・大和川の水質を改善するために、現在一部の処理施設に嫌気-無酸素-好気法(A2O法)を導入しております。
宇陀川浄化センター
県営水道の取水源である室生ダムの水質改善のため、現在は嫌気-好気活性汚泥法(AO法)、嫌気-無酸素-好気法(A2O法)及び急速ろ過にて処理しています。
吉野川浄化センター
吉野川浄化センターの下流にある水道水源の水質改善のため、現在は循環式硝化脱窒法及び急速ろ過にて処理しています。
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