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みんなで守ろう!奈良の景観 |
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皆さんは「景観」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか。
奈良県には、山からの眺望や雄大な自然の景色、歴史を感じさせる風景といった、素晴らしい景観を楽しめる場所がたくさんあります。
一方で、身の回りの町並みや、普段通る道路から見える景色も、景観のひとつです。
素晴らしい景観を「楽しむ」「守る」「創る」取り組みについて紹介します。 |
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奈良公園と奈良盆地が眺望できる若草山中腹
(奈良市) |
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神話の舞台 高天原の夜明け
(御所市) |
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三峰山の霧氷
(御杖村) |
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赤岩渓谷
(黒滝村) |
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曽爾高原と周辺の山々が眺望できる曽爾高原お亀池周辺
(曽爾村) |
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三輪そうめんの天日干し
(桜井市) |
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日本三大山城 高取城跡
(高取町) |
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洞川温泉旅館街を眺望できる行者さん通り
(天川村) |
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松並木が続く法隆寺南大門前
(斑鳩町) |
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明神山自然の森公園展望デッキ
(王寺町) |
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桜が眺望できる吉野山・下千本
(吉野町) |
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石上神宮拝殿を眺望する楼門前参道
(天理市) |
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熊野灘、果無山脈が眺望できる玉置山展望台
(十津川村) |
「奈良県景観資産」より |
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県内の、特に景観の優れた場所を「奈良県景観資産」として登録し、ホームページで、地図や解説とともに紹介しています。
ホームページでは「寺社・史跡の素晴らしさを感じる」「田園・農村の風景を眺める」といった目的別や、地域別に検索することができます。また地図で「どこから見れば、写真のような景色を見ることができるか」という眺望点も紹介していますので、実際に現地を訪れて景観資産を楽しむことができます。
他にも簡単な申請を行うことで、各種資料等に奈良県景観資産の写真を使用することができます。 |
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全39市町村 161点が楽しめます |
http://www.pref.nara.jp/27148.htm |
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奈良県が誇るすばらしい景観を守り、維持するため、県では「奈良県景観計画」と「奈良県屋外広告物条例」により、さまざまな規制を設けています。 |
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歴史的な町並みや豊かな自然景観といった、エリアごとの守るべき景観を定め、大規模な建物等の建築行為や、土地の造成を行う場合に周辺の景観への配慮を義務づけています。
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(1) |
鮮やかな色彩は使える面積に制限があります |
(2) |
敷地の緑化が必要です |
(3) |
建物は道路から一定以上離す必要があります |
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など |
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*次の6市町村では独自の景観計画を定め、県とは別に規制を行っています。
奈良市・橿原市・桜井市・生駒市・斑鳩町・明日香村 |
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県の屋外広告物条例に基づき、広告物を掲出できるエリアや、広告物の色彩・配置について定め、各市町村が規制を行っています。
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(1) |
広告物の色の彩度(鮮やかさ)は抑える必要があります |
(2) |
広告物の高さには制限があります |
(3) |
独立した広告物の面積には制限があります |
(4) |
道路に突出できる広告物の長さには制限があります |
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など |
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中和幹線の屋外広告物規制に向け、沿道の5市町と協定を締結しました! |
平成29年5月15日、中和幹線沿道の良好な屋外広告景観を形成するために、「奈良モデル」の一環として県と5市町(大和高田市・橿原市・桜井市・香芝市・広陵町)との間で、連携・協力に関する協定を締結しました。
今後はこの協定に基づき、中和幹線の良好な景観が保全できるよう、県と市町が協力して取り組んでいきます。 |
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~住民主体の景観づくり~
景観は、そこに生活する人々の身近な環境によって形成されるものでもあります。
今回は、実際に住民が主体となって景観づくりに積極的に取り組んでいる団体の活動を紹介します。 |
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会長 菅原 正光(すがはらせいこう)さん
(船宿寺(せんしゅくじ)住職) |
私たちは、御所市の葛城地区の活性化に向けて活動しています。各地域でそれぞれ活動していた有志で、平成26年3月に本会をたちあげました。現在は、市内外の130人以上の会員が、歴史の研鑽(けんさん)、環境整備・景観づくり等さまざまな活動をしています。
景観については、来訪者が増えるようにと草刈りや花木の植栽、道しるべや階段の設置のほか、地元小学校の草刈りなどを行っています。訪れる方に喜んでもらう以外にも、活動を通じて会員相互の交流が増え、つながりが強くなりました。
葛城古道周辺は歴史的に由緒ある場所や、神社仏閣、里山や自然の組み合わさった素晴らしい景観がある地域です。この素晴らしさを広めるために、これからも会員一丸となって活動していきたいです。 |
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西谷 範子(にしたにのりこ)さん |
「わたしたちは大和の自然を愛します」の合言葉のもと、自然・野鳥観察会や、歴史・文化ウォークなど、いろいろなイベントを行っています。特に奈良市にある「ならやま里山林」で、景観づくりや有機農法の実践などに力を入れています。
活動日には参加可能な会員がいろいろなグループに分かれて活動しています。私たち「景観グループ」は、主にサイクリングロード沿いに花を植えています。また、四季折々でちがう花を植えることで、訪れる人に1年中楽しんでもらえるよう工夫しています。
平成29年には「奈良・人と自然の会」として、緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰をいただくことができました。これからも「明るく、楽しく、無理をせず」続けていきたいです。 |
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ECOKA委員会
山田委員長・山本副委員長・一箭(いちや)幹事
自治連合会 藤田副会長 |
生駒市鹿ノ台自治連合会の中から平成20年4月に設立した組織です。現在23人のメンバーで、地元の景観や環境の向上のために活動しています。
地区内の緑地(森林)での雑草木の伐採や緑地管理道の整備の他、植栽や花壇の設置など「緑」に関する活動を、自治会の人と一緒に行っています。小学生を対象に、私たちの整備した緑地で体験学習を行ったり、地域の住民と「森林ウォーク」を開いたりするなど啓発活動にも取り組んでいます。
景観を守っていくには、まずはその地域の住民が動くことが大切です。これからも地元で豊かな緑の景観を楽しめるよう取り組んでいきたいです。 |
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「地域の清掃活動に参加する」「庭先にきれいな花を植える」といった、一人一人の小さな取り組みも立派な「景観づくり」です。
ぜひ皆さんも身近なところから取り組んでみましょう。 |
県では「景観づくり」の実践に関心のある人を応援しています。「奈良県景観サポーター」に登録すると…
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メールマガジン等で「景観」に関連する情報や、講習会、ボランティア募集についてお知らせします。 |
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「交流会」を通じて、景観づくりに関心のある人と話をしたり、仲間を探したりできます。 |
「関心はあるけど、何から始めて良いのかわからない」「地元で活動している団体が知りたい」という人も、まずは気軽に登録してみませんか?
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