昨年度の県主催の女子大学生を対象とした『キャリア形成講座』での話です。6人の社会人女性をゲストとして招きました。育児休業から復帰し仕事や子育てに忙しい毎日を送る人、県外の企業から奈良の会社へUターンした人、一度は諦めたパティシエの道を再び歩き出した人、会社を退職し人生を見直す中で農業に出会った人などが、就職活動前の女子大学生に、自身の生き方や仕事への思いを語ってくれました。それぞれの人生は実に多彩で、人生の節目で自分の道を主体的に選びとってこられたことが伝わってきました。 かつては「夫は仕事、妻は家庭」という考え方が主流で、女性の生き方は限定される傾向にありました。時代は変わりましたが、今もそうした考え方に肯定的な意見を持つ人が奈良県では約半数います。女性が生き生きと活躍する社会は男性にとっても自分らしく生きる可能性が広がる社会です。女性センターでは「多様さを認めあって気づき、築く参画社会」をテーマに、6月29日から7月1日の3日間、「なら男女共同参画週間イベント2018」を開催します。この機会に、男女を問わず自分らしい生き方ができる社会の大切さについて考えてみませんか。
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