高次脳機能障害は、交通事故などによる頭部のけが、脳出血・脳梗塞などの脳血管疾患や、その他の病気により起こります。「話す」「考える」「覚える」「注意する」など、さまざまな脳の働きに障害が現れます。 「新しいことが覚えられない」「同じことを何度も聞く」「物をなくしても自分で探し出せない」「気が散りやすい」「同時に複数のことができない」などの症状が現れることがありますが、外見からは分かりにくいので周囲の人に気づいてもらえない場合があります。また、症状も一人一人違うため、なかなか周囲の理解が得られず、日常生活や対人関係、社会復帰などに大きな支障となっています。 さまざまな障害があることを知り、援助や配慮をすることが必要です。みんながお互いを思いやりながら、障害のある人もない人もともに安心して暮らすことができる社会を築いていきましょう。
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