ぶらり日本書紀

県民だより奈良 平成31年4月号

ぶらり日本書紀
八咫烏神社
八咫烏神社
地図
地図
神武東征(じんむとうせい)
 『日本書紀』は30巻で構成されています。最初の2巻には神々の物語が記され、その後の巻には歴代天皇の在位期間に起きた出来事などが記されています。神代の巻と天皇の巻をつなぐ人物が神日本磐余彦尊(かむやまといわれびこのみこと)(神武天皇)です。
 天照大神(あまてらすおおみかみ)は、地上を統治させようと天孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を天上の国・高天原(たかまのはら)から南九州の高千穂の峰に降ろします。その瓊瓊杵尊の曾孫(ひまご)が神日本磐余彦尊です。
 神日本磐余彦尊は天下を治めるのに適当な場所を探し、進軍を開始しました。北九州から瀬戸内海を通って大阪湾に上陸し、生駒山を越えようとしたとき、この地の豪族である長髄彦(ながすねびこ)に強く抵抗され、大敗を喫します。一行は海路で熊野に回り、天照大神が遣わした八咫烏(やたがらす)の先導により、険しい熊野の山々を越えて兎田(うだ)(宇陀)に至り、次々と豪族を討ち進みます。長髄彦との再戦では、当初は劣勢でしたが、飛来した金の鵄(とび)が神日本磐余彦尊の弓先に止まって稲妻のように光り輝き、長髄彦の軍勢の目をくらませて、戦う気力をなくさせました。こうしてこの戦いに勝利した神日本磐余彦尊は、橿原の地で初代天皇として即位したと書紀に記されています。
八咫烏(やたがらす)神社(宇陀市)
神日本磐余彦尊を導いた八咫烏を祀(まつ)る神社です。八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークで、日本代表のエンブレムに用いられています。
八咫烏神社
井光(いかり)神社(川上村)
神日本磐余彦尊は、吉野で井戸から出てきた国つ神に出会います。その神は光を放ち、尻尾が生えていました。何者かと問うと、その神は井光(いひか)と名乗ったと『日本書紀』に記されています。この神社では、井氷鹿(いひか)を祀(まつ)っています。
井光神社
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古事記のまつり「朗唱大会」ファン投票結果!

1月12日(土曜日)に開催した「朗唱大会」の、ファン投票結果をHPで公開中です。ご来場ありがとうございました。

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県文化資源活用課
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http://www3.pref.nara.jp/miryoku/narakikimanyo/

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