ならびと

県民だより奈良 平成31年4月号

ならびと
平成30年12月30日開催「KEIRINグランプリ2018」で優勝した三谷竜生さんにお話を伺いました。
三谷 竜生さん
競輪選手(日本競輪選手会 奈良支部所属)
三谷 竜生(みたに りゅうき)さん
KEIRINグランプリ優勝
 KEIRINグランプリは競輪の年間レースの中でも最上位のもので、トップ選手だけが出場できます。選手になった時から、このレースで優勝するのが目標でした。2017年に出場した時は自分の力を出し切れず悔しい思いをしましたが、今回は落ち着いて走ることができました。この優勝で、年間賞金獲得額の新記録も更新できました。
ラグビーから競輪に転身
 実は、中学から大学まではラグビーをしていました。大学卒業が迫った時、ラグビー選手としての限界を感じていたものの、スポーツを離れてサラリーマンになる自分も想像できませんでした。そこで、今まで鍛えた体力を生かして競輪選手を目指すことにしました。競輪選手であった父と2人の兄の影響も大きかったです。
 選手になるには、日本競輪学校に入学し、国家試験の選手資格検定に合格する必要があります。入学前に1年間、父と兄から厳しい指導を受けました。ラグビーとの違いもあり、その1年間はとてもしんどかったです。
トップクラスの選手へ
 競輪選手は成績でランク付けされ、出場できるレースも違います。選手は全国に約2400人いますが、トップのS級S班は9人だけです。私は平成24年にデビューし、半年でS級へ特別昇級、昨年からS班に昇班しました。
 私は年間約90レースに出場しますが、レースのないときでも街道を走ったり、室内でトレーニングしているので、ほぼ毎日自転車に乗ります。
今後の目標
 競輪選手は、自分に合った走り方をすれば50歳になっても戦えます。もちろん、ずっと勝ち続けることは難しく、ケガや落車することもありますが、競輪業界を盛り上げるためにこれからも記録を更新していきたいです。
 競馬や競艇などと違い、人間の力で自転車を走らせる競輪は、ある意味「人間くささ」があります。また、時速70kmで走る自転車は迫力満点です。ぜひ生のレースを見に来てください。
「KEIRINグランプリ2018」ゴールの瞬間
「KEIRINグランプリ2018」ゴールの瞬間
 競輪は地方自治体が主催する公営競技です。収益金の一部は、奈良県一般会計に繰り入れられるほか、福祉車両や検診車、地域公益バスの導入補助、国民体育大会などのスポーツイベント、障害者支援、災害支援など、幅広い分野で役立てられています。
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