先日、中学生の息子が「友人からの遊びの誘いを断った。」というので理由を聞いてみました。「せっかくみんなで集まっているのに、個々にスマホばかり見ていて面白くない。」との答えでした。これまでにも何度か同じようなことがあったようです。 県が2018年12月に実施した「青少年の携帯電話端末等使用に関する実態調査」によると、スマホの所有率が中学生で64.5%になるようです。今後もその割合は増加していくことが予想されます。 現在、学校ではタブレットの情報技術を活用したICT教育が推進されています。ICTの活用による教育の質の向上や情報モラル教育の充実、情報共有・提供ができる環境の構築が進められているところですが、それに伴い人々の関心が情報通信技術に偏っていないでしょうか。技術や機器がどれほど便利に進歩しても、私たちは人とのつながりを中心にした生活が大切であることを忘れてはなりません。子どもたちが、自分の大切さとともに、まわりの人の大切さを認めることができる「人権感覚」を、情報化社会の中でもしっかりと身に付けることが重要です。人と人が直接向き合う機会を大切にしてほしいものです。
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