児童相談所での児童虐待の相談対応件数は全国的に増加の一途をたどっており、子どもの命が失われる痛ましい事件が続いています。この中には、保護者が「しつけ」と称して暴力・虐待を行っている事例も見られます。 「しつけ」のためだと親が思っても、子どもの身体に苦痛を引き起こす行為や不快感を意図的にもたらす行為は体罰です。体罰は子どもの権利を侵害し、心身の発達などに悪影響を及ぼす場合があり、体罰以外の暴言なども子どもの心を傷つける可能性があります。 令和2年4月から施行された「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」では、「親権者による児童のしつけに際しての体罰の禁止」が明記されています。今回の法改正は親を罰したり、追い込むことを意図したものではありません。 県では、子育てを社会全体で応援・サポートし、体罰によらない子育てを推進していきたいと考えています。 子どもの健やかな成長、発達のため、法律への理解をはじめ、地域ぐるみでの子育てにご協力お願いします。
スマホアプリ「マチイロ」でも電子書籍版がご覧になれます。 詳しくはこちら
電子書籍ポータルサイト「奈良ebooks」でもご覧になれます。 詳しくはこちら