事業目的
奈良県と中国陝西省は、平成23年9月に友好県省関係を締結し、文化、観光、体育等の分野において、積極的に交流と協力を展開しています。平成28年10月、陝西省との意見交換会(奈良県で実施)において、陝西省から青少年のスポーツ分野での交流を進めたい旨の提案がありました。奈良県としても、スポーツを通じた国際交流により、次代の選手の国際感覚を養うとともに競技力の向上を目指します。
中国 陝西省とは
○特徴
陝西省は随や唐の首都の長安が置かれた「中国のシルクロードの起点の地」です。兵馬俑は秦の始皇帝陵の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。また、2014年、中国と欧州を結んだシルクロードのうち、長安(陝西省)や洛陽(河南省)から敦煌(甘粛省)を経て中央アジアのキルギス、カザフスタンに至る「長安・天山回廊の道路網」も同遺産に登録されました。省内には大雁塔など他にも様々な歴史文化遺産が現存しています。
○位置
中国のほぼ中央(内陸部)に位置し、東は山西省・河南省、西は寧夏回族自治区・甘粛省、南は四川省・重慶市・湖北省、北は内モンゴル自治区と隣接しています。南北に長く、東西に狭い地形です。
○面積
205,800㎢
○人口
3,835万人(2017年)
○省都
西安市
○気候
南北に長い地形のため、南北には大きな気候差があります。北部は温帯、中部は暖温帯、南部は北亜熱帯気候です。
○産業
・農業や果樹栽培が盛んです。主な特産品は穀物、小麦、植物油、リンゴ、キウイなどです。
・電子、紡績、交通設備、電気機器、化学などの工業分野が発展しています。
・石炭、石油、天然ガス、鉱物資源の埋蔵・産出量は中国有数です。
交流実績
○平成29年10月に中国陝西省から12~14歳の選手10名、コーチ・監督2名と役員等5名の計17名を受け入れ、12~14歳の奈良県選抜選手団と卓球競技を中心とした交流を実施しました。
○平成30年7月に県から12~14歳の選手10名、コーチ・監督2名と役員等5名の計17名を陝西省に派遣し、中国選手団と卓球競技を中心とした交流を実施しました。
○令和元年12月に中国陝西省から8~12歳の選手を12名、コーチ1名と役員等3名の計16名を迎え、7~12歳の奈良県選抜選手と水泳競技を中心とした交流を実施しました。