○感染者は軽症または無症状ですが、自宅療養させることなく、全て入院・隔離を行い、適切な治療により重症化を予防しています。
○保健所が積極的な疫学調査を行って濃厚接触者を特定し、PCR検査を実施することにより、感染拡大の防止に努めています。
○複数の感染者が判明した施設等における対応状況は以下のとおりです。
○佐川急便(株)奈良営業所
・感染経路を探索するとともに、複数人の感染が発生した要因について調査中
・PCR検査の状況
※発熱症状があるため、帰国者接触者外来にて検査予定(7月13日結果判明予定)
○近畿大学医学部奈良病院
・最初に感染者が発生した病棟(病棟①)の PCR検査は、ほぼ終了。未判明者1名は退院患者で個別に調整中
・新たに感染者が発生した病棟(病棟②)は、 入院患者、当該病棟勤務の医師・看護師の全ての検査を終了(結果は全て陰性)。未判明者は、退院患者、病棟に関連する従事者(理学療法士、薬剤師、事務、検査技師、栄養士、清掃等)。
・その他の病棟は、発熱症状のある患者・病院関係者を優先して検査を実施(結果全て陰性)。7月18日には全ての検査を終了予定。
病棟①「最初に感染者が発生した病棟関連(看護師Bの同僚(別病棟勤務者)を含む)」
病棟②「新たに感染者が発生した病棟」
その他の病棟
○県立学校
・7月9日(木)、10日(金)、13日(月)を臨時休業
・7月9日(木)、10日(金)に、校内の消毒を保健所の指導に従って実施
・感染者と接触した生徒及び教職員は、7月19日(日)まで自宅待機
・吹奏楽部の52名(内教職員1名)を濃厚接触者と特定
・PCR検査の状況
・濃厚接触者52名(内教職員1名)については、陽性2名、陰性50名(内教職員1名)
・女子生徒A、Bのクラスメイト及び教職員116名(内教職員16名)を対象に、念のため実施したPCR検査については、陽性0名、陰性116名
・女子生徒C、Dのクラスメイト及び教職員については、有症状者なし。今後、症状が出現すれば、直ちにPCR検査を調整
・県教育委員会から、各県立学校に対し7月10日付けで、「感染症対策の徹底」及び「同居家族に体調不良者がいる場合の登校に対する考え方」について、通知文を発出
・7月14日(火)以降の対応については、県教育委員会が別途発表
7月11日(土)夕刻、本人の所属への連絡により、県職員の新型コロナウイルスの感染が判明
感染者の概要
年齢:40歳代
所属:県土マネジメント部技術管理課
症状の概要
①発症日 7月8日(水)22時頃、発熱を自覚(9日から自宅待機)
②PCR検査実施日 7月10日(金)、結果判明 7月11日(土)
③現在の状況 無症状
※7月12日(日)より大阪府の宿泊療養施設に入所
初動の対応
①執務室等の消毒
7月12日(日)8:00~9:30で実施
(対象)執務室、6階男性用トイレ、エレベーター、感染者の経路部分等
②濃厚接触者の自宅待機
奈良市保健所により、濃厚接触者を職員7名に特定。7月13日(月)より自宅待機。
今後の感染拡大防止対策等
・職員への「うつらない・うつさない」意識の徹底
改めて「マスクの着用」、「手洗いなどの手指衛生」、「人と人との距離の確保」、「出勤前の検温の実施」、「換気の徹底」などを周知徹底(文書の発出)
・感染者、濃厚接触者等に対して、差別、偏見、誹謗中傷をしないよう、職員に対し、周知徹底(文書の発出)
①県内での感染事例が連続で発生していますが、「正しく注意して」うつらないように行動し、元気に社会・経済活動を行いましょう。
②「うつらない」「うつさない」の習慣化
・「うつらない」対策をその都度説明。
・「うつさない」配慮(職場・家庭)を繰り返しお願い。
・どのようにうつされたのかを明確にしていく。
③拡大防止への対策
・死亡につながる重症化を防ぐ。
・感染したら、全員隔離してうつさない。
・医療崩壊はさせない。
・感染施設は一定期間閉じる。
④感染者の人権への配慮
・医療関係者や感染された方等への中傷や差別は絶対にやめましょう。