あの憧れの人から奈良へのエール

福本 愛菜(ふくもと あいな)さん
橿原市出身、元NMB48、吉本新喜劇元座員
誰にも負けない"奈良愛"を武器にテレビや舞台に多数出演

　奈良での思い出で印象深いのは、幼い頃に遊びに行った遊園地です。毎週のように家族に連れて行ってもらいました。遊園地では歌劇が公演されており、小学生の頃は、それを観劇するのが大好きでした。目の前で繰り広げられる歌劇の迫力と、団員の皆さんの凜々しい姿は、その後の私自身の芸能活動にも影響を与えました。
　中学校からはテニスに打ち込みました。近畿大会に出場したこともあります。試合会場はだいたい、慣れ親しんだ明日香庭球場(明日香村)でしたので、平常心で試合に臨むことができました。今でもお気に入りの場所のひとつです。学生の私にとって、近所のショッピングセンターは庭のようなものでした。今も、地元の友達に会うと声を掛けてくれます。芸能人オーラ？出てないんちゃいますか？(笑)

　奈良の良さは、人のあたたかさ・思いやりだと思います。県外に出て仕事をしていると、それを実感します。

　居心地が良く、ずっと奈良で生きていきたいと思える空気感がある、これも素晴らしいことだと思います。それにグルメも充実しています。ロケでいろんな飲食店を取材していますが、どのジャンルもおいしいお店がそろっています。
　しかし、奈良県民の謙虚な気質のためか、こういった良さが知られておらず、もったいないと感じることがあります。県外の人にも、もっと足を運んでもらえればきっと奈良の良さを知ってもらえると思います。
　「奈良愛」を持って、地元の人だけが知る奈良の良さを、一人一人が少しでもアピールできれば、全国への発信につながると思います。私も皆さんと一緒に奈良の良さをPRして、奈良を盛り上げていければと思います。