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特集
2021年2月号
法隆寺
このくにの礎を築いた聖徳太子
~古代ロマンあふれるゆかりの地を紹介~
2021年は聖徳太子没後1400年の年にあたります。奈良県内には聖徳太子ゆかりの社寺や伝承地が数多く存在します。
今回の特集では、「日本」のあけぼのを導いた聖徳太子の足跡(そくせき)と、県内のゆかりの地、そして、関連するイベントを紹介します。
聖徳太子の足跡やゆかりの地を改めて知り、飛鳥時代に思いをはせてみませんか?
聖徳太子像(御物模写)
写真提供:奈良国立博物館
574年
誕生
(用明天皇の第2皇子として生まれる)
592年
推古天皇
(太子の叔母)が即位
コラム
甲斐(かい)の黒駒(くろこま)
聖徳太子が神馬と称えた愛馬「甲斐の黒駒」に乗り、空を飛んで富士山の山頂に登ったという伝説もあります。
(『聖徳太子伝暦』等)
594年
仏教興隆の詔(みことのり)
を出す
603年
冠位十二階
を制定
604年
憲法十七条
を制定
605年
斑鳩宮に遷(うつ)る
コラム
豊聡耳(とよとみみ)
聖徳太子が人々から請願を聞いた際、同時に話した多くの人の言葉を理解し、的確に答えたそうです。
(『日本書紀』等)
607年
法隆寺を創建
小野妹子を隋に派遣
(第2回遣隋使)
621年
斑鳩宮で亡くなる
(2月5日)
(『日本書紀』)
622年2月22日とする説もあります
(『上宮聖徳法王帝説』等)
聖徳太子ゆかりの地 MAP
聖徳太子プロジェクト推進協議会※に参加している市町村のゆかりの地を紹介します。
※県と県内外ゆかりの市町村で構成され、聖徳太子関連歴史文化資源の活用を推進しています。
奈良市
大安寺(だいあんじ)
聖徳太子創建の熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)を移した百済大寺を起源とし、仏教の源流をなす寺院とされています。
葛城市
當麻寺(たいまでら)
麻呂子(まろこ)親王(聖徳太子の弟)建立の万法蔵(まんぽうぞう)院が起源とされています。
宇陀市
宗祐寺(そうゆうじ)
聖徳太子の東国平定の功により建立された寺院とされています。
大和郡山市
額安寺(かくあんじ)
聖徳太子創建の熊凝精舎跡地にあります。
橿原市
蘇武井(そぶい)
聖徳太子や愛馬が喉を潤したと伝えられる井戸です。
桜井市
土舞台(つちぶたい)
百済から伝わった伎楽(ぎがく)を教えるため聖徳太子が作った日本初の国立劇場と国立演劇研究所として伝えられています。
平群町
信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)
毘沙門天(びしゃもんてん)王の総本山で、寅(とら)をシンボルとする寺です。聖徳太子が戦勝祈願をした際、毘沙門天王が現れ必勝法を授けたと伝えられています。
三郷町
龍田大社(たつたたいしゃ)
聖徳太子が法隆寺を建立する際に神託を受けた神社とされています。
香芝市
簱尾池(はたおいけ)
聖徳太子の築造とされ、奈良県景観資産に登録されています。
斑鳩町
法隆寺(ほうりゅうじ)
聖徳太子が瞑想(めいそう)した夢殿や太子の現身(うつしみ)とされる救世(くせ)観音菩薩立像があります。
田原本町
秦楽寺(じんらくじ)
聖徳太子に百済から献じられたと伝わる菩薩立像が本尊です。
太子道
聖徳太子が斑鳩と飛鳥との往復に使った道は太子道と呼ばれ、生活道路として今も盛んに利用されています。
太子道をたどると、聖徳太子ゆかりの地巡りを楽しむことができます。
~日本最古のペット!?~
聖徳太子の愛犬「雪丸」
聖徳太子の愛犬である雪丸は言葉を話し、お経を読むことができたとされています。
王寺町の観光・広報大使として、現代でも大活躍!
雪丸ドローン
雪丸スイーツ「ゆきま~る」
安堵町
飽波神社(あくなみじんじゃ)
聖徳太子が腰掛けたと伝えられている腰掛石があります。
曽爾村
曽爾高原(そにこうげん)
NHKドラマ「聖徳太子」撮影の舞台です。
広陵町
大福寺(だいふくじ)・百済寺(くだらじ)
百済寺
大福寺は聖徳太子の建立とされ、百済寺は太子創建の熊凝精舎を移した百済大寺伝承地です。
川西町
油掛地蔵(あぶらかけじぞう)
聖徳太子のもとに地蔵が現れたと伝えられています。
明日香村
橘寺(たちばなでら)
聖徳太子誕生の地とされ、聖徳太子35歳像などが祀(まつ)られています。
河合町
長林寺(ちょうりんじ)
聖徳太子が推古天皇の病気平癒を祈って建立したと伝えられています。
三宅町
屏風杵築神社(びょうぶきつきじんじゃ)
聖徳太子が矢で地面を突くと水が湧いた屏風の清水があり、太子ゆかりの絵馬も奉納されています。
王寺町
達磨寺(だるまじ)
聖徳太子が達磨大師の化身である飢人を埋葬したと伝えられ、木造聖徳太子坐像、木造達磨坐像が本尊とされています。
大淀町
世尊寺(せそんじ)
聖徳太子により建立されたと伝えられ、太子像を本尊とする太子堂があります。
巨大な聖徳太子!?
かかし公園(安堵町)には巨大な聖徳太子像があり、太子道沿いから法隆寺を見つめています。
県外にも、聖徳太子ゆかりの地があります。
大阪府大阪市
四天王寺(してんのうじ)
大阪府太子町
叡福寺(えいふくじ)
兵庫県太子町
斑鳩寺(いかるがでら)
今後のイベント
歴史リレー講座 大和の古都はじめ
第77回「片岡王寺の縁起と片岡女王」
時
2月21日(日)13時30分~15時(開場12時15分)
所
王寺町地域交流センター(王寺町)
問
王寺町観光協会
電話
0745-33-6668
URL
home.oji-kanko.kokosil.net/ja/
春宵観能会 in 法隆寺
~春の法隆寺を彩る舞金剛~
時
4月10日(土)18時~20時30分
所
法隆寺中門前(斑鳩町)
問
斑鳩町まちづくり政策課
電話
0745-74-1001
和のあかり
~聖徳太子ゆかりの地で思う「和のあかりと未来へのひかり」~
時
3月21日(日)10時~20時(点灯は17時~)
所
法隆寺参道・南大門前広場他(斑鳩町)
問
斑鳩町まちづくり政策課
電話
0745-74-1001
聖徳太子1400年遠忌記念
特別展「聖徳太子と法隆寺」
時
4月27日(火)~6月20日(日)
所
・
問
奈良国立博物館(奈良市)
電話
050-5542-8600
その他にも多数のイベントを実施予定!
問
県文化資源活用課
電話
0742-27-8975
FAX
0742-27-0213
URL
www.pref.nara.jp/miryoku/ikasu-nara/syoutokutaishi/
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
広告の申込・お問い合わせは、株式会社キョウエイアドインターナショナル大阪支社(TEL:06-4797-8251)まで
お問い合わせ
広報広聴課
〒 630-8501
奈良市登大路町30
報道係
TEL : 0742-27-8325
広報制作係
TEL : 0742-27-8326
/
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報係
TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係
TEL : 0742-27-8327
/
FAX : 0742-22-8653
相談ならダイヤル
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