これまで自分は健常者だと思っていたのですが、最近、肩が上がりにくく、近くの文字が見えにくくなってきたことをきっかけに、「健常者と障害者の境界って何だろう。その境界をつくる必要はあるのだろうか。」と考えるようになりました。人は皆、身体の特徴、得意不得意など、さまざまな個性があるはずで、「健常者」、「障害者」とはっきり2つに分けられるものではないと思うのです。 私には1歳半の時に発達障害と診断された息子がいます。人と話すのが苦手でマイペースですが、本人は普通に生活し、家族も障害のことを感じず普通に生活しています。「健常者=普通」「障害者≠普通」という基準ではなく、一人一人が違う普通を過ごし、その一人一人の普通を周りが認め、支え合う社会はとても素敵だと思います。 今、人々の間には目に見えないさまざまな境界があるように思いますが、全ての人が違いを恐れることなく、お互いが支え合える「インクルーシブな社会」を、私たちで目指していきませんか。
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