第19回 新型コロナウイルス感染症対策本部会議

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  新型コロナウイルス感染症 奈良県緊急対処措置

令和3年4月27日 第19回奈良県新型コロナウイルス感染症対策本部会議

【資料全文】(1,2-1)(pdf 2948KB)

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【映像】(外部リンク)

  変異株により急速な感染拡大が進む危機的な状況の中、国が近畿の3府県についても、「緊急事態宣言」の発出をされ、大型連休をはさんで措置を実行されることになりました。

 

 奈良県では、強い危機感をもって、感染拡大を防止し、医療提供体制を護るための、「緊急対処措置」を策定し、実行します。


 奈良県の緊急対処措置の実行期間は、本日(4月27日)より、近隣府県と同じく5月11日までとします。  
                 

 


 近隣府県に緊急事態宣言が発出されたことにより、大阪での感染が抑制されることが期待できる一方、近隣府県から奈良県内への人の流れが増え、奈良県内での感染が心配される状況になってきています。


 また、緊急事態宣言に基づく措置については、県内全域に全面的に採用することの適否、奈良県の実情に合うかどうかの判断をしたうえで、奈良県の事情に適合する対処措置については、選択し、積極的に採用していくべきものと考えます。

 

(1) 近隣府県から、奈良への不要不急の訪問により、感染が拡大しないようにする措置を実行します。


飲食店、カラオケ店等に、県内市町村が、時短要請され、協力金等を支払われる場合には、同様に、県も時短要請を行い、同額を上乗せ支援します。

飲食店においては、カラオケ機器の利用を控えていただくようお願いします。

閉館、閉園が適切な公立施設については、県と市町村が協議して実施します。

地域のイベントの制限については、県と市町村が協議して対処します。

奈良県営競輪については、無観客開催とし、場外発売を停止します。(4月29日~5月11日)

県外からの来訪者が訪れる可能性の高い店舗、施設等については、感染予防の配慮をしていただくようにお願いします。

 


(2) 国の緊急事態措置等について、採用してよいと思われる措置、また、県が独自で展開してよい感染防止対策等については、選択的・積極的に実行します。


感染防止対策を適切に実施する店舗を市町村とともに認証する制度を創設します。
 認証取得に向けた設備導入など、感染防止対策に取り組む店舗に対し、財政的な支援を行います。

飲食店、カラオケ店に、県と市町村、協力機関・団体が共同で巡回指導を実施し、対策の助言、認証取得の働きかけを行います。

大型商業施設、映画館、劇場などの集客施設に、感染防止対策の徹底 を実施されるよう、県が文書でお願いします。

学校の部活動・教育実習等の制限・自粛の要請を行います。

県立学校における感染防止策を徹底します。

県内の勤務者、事業者に対して、在宅勤務の活用、残業抑制、時差出勤等の推進について、県からあらためてお願いします。

県庁における勤務については、同様の措置を実行します。

交通事業者に対して、県内主要ターミナルでの検温実施の協力を、県から依頼します。

Go To Eat事業の食事券の追加販売は、緊急対処措置期間中は、停止します。すでに予約済みのものについては、緊急対処措置期間経過後まで、発券を延期します。販売済みの食事券についても、緊急対処措置期間中のご利用については、控えていただくようにお願いします。


(3) 緊急事態宣言が適用された地域の人々には、「緊急対処措置」適用期間中の、奈良県への不要不急の来訪を極力控えていただくようにお願いします。

 

時短要請の協力金、認証制度の創設


○飲食店、カラオケ店等への時短要請の協力金

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○「新型コロナウイルス対策認証事業所」の認証制度(イメージ)

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(1) 効果的な感染防止策について、奈良県立医科大学感染症センターの笠原センター長のご指導を仰ぎました。


県民のみなさまには、笠原センター長のご指導に従った感染拡大防止策の徹底をお願いします。


感染防止は、それぞれがリスク軽減の行動をとる。
無症状で人に感染させないよう、感染経路を遮断する。
家庭内の感染に注意。
親しい仲間うちでも注意。
大阪など、感染者が多い地域は特にご注意。
連休は、県内で家族とすごしましょう。

 

①感染防止はそれぞれがリスク軽減の行動をとることが必要です

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感染症専門医の助言

感染リスクは、「場所」ではなく、「行動」で変わります 


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②無症状で人に感染させないよう、感染経路を遮断することが必要です

 

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感染症専門医の助言

新型コロナウイルス感染症の感染経路には、3種類あります
それぞれの感染経路を遮断しましょう!

新型コロナウイルス感染症は、軽症や無症状のことが多いです
「まさか、こんな軽い症状で、自分がコロナだと思わなかった」という方でも、人に感染させる可能性があります 

 

 

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③家庭内の感染に注意が必要です

感染症専門医の助言

家族に発熱やかぜ症状がある場合は、家の中でも、マスクを着けましょう
家庭内感染を防ぐ8カ条です
 



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1. 感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける
2. 感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方
(一人が望ましい)にする
3. できるだけ全員がマスクを使用する
4. 小まめにうがい・手洗いをする
5. 日中はできるだけ換気をする。
6. 取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する
7. 汚れたリネン、衣服を洗濯する
8. ゴミは密閉して捨てる
 


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 ④親しい仲間うちでの感染が増えています

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感染症専門医の助言

ついついマスクを外して対面になってしまう場面がありがちですが、
親しい仲間うちでも、対面になる時にはマスクを着けましょう
 

 

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⑤ 大阪など、感染者が多い地域は、特に注意が必要です


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感染症専門医の助言

感染症リスクの高い地域での飲食は避けましょう

大阪など感染者の多い地域では特に注意が必要です 

 

 

k

 

⑥ 連休は、県内で家族とすごしましょう


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(参考①) 感染経路判明者のうち、43%が家庭での感染です。 家庭での感染に注意が必要です。


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(参考②) 家庭外での感染者の45%が、友人等との交流による感染です。 親しい仲間うちでも注意が必要です。


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(参考➂)大阪府内では大阪市での感染者が圧倒的に多く、奈良県内では、近鉄奈良線・大阪線、JR関西本線沿線で、感染者が多い状況です。
大阪など、感染者が多い地域との往来は、注意が必要です。


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(2)クラスターを発生・拡大させないようにします。

 

① 福祉施設などにおいては、クラスターを発生させないよう懸命の努力をしていただいています。
引き続き、クラスター発生防止対策をお願いします。

1.「持ち込まない対策」を徹底しましょう。
外部からのウイルスの侵入を防ぐため、入所者、職員、来訪者等の健康管理・観察を徹底し感染経路を遮断。


2.「早期発見・拡大防止対策」を徹底しましょう。
発熱者等の状況を把握し、感染の兆候をいち早く察知。  

 


② 県立医大感染症センターに、実地指導をお願いしてきました。引き続き、実地指導による感染拡大防止に努めます。

県立医大感染症センターと協力し、社会福祉施設を対象に、事前の実地指導を実施してきました。(R3年度も引き続き実施

新たに、市町村においても、事前の実地指導ができるよう、マニュアルを提供し、実地指導の支援を行います。

● クラスターが発生した社会福祉施設、医療機関等を対象に、拡大防止のための実地指導を実施しています。

● 改めて、社会福祉施設の職員の方々などに、「持ち込まない対策」の徹底をお願いする文書を発出します。

● 企業や学校のみなさまにも、同様の文書を発出します。


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感染症専門医の助言

かぜ症状がある場合は、なおるまで家ですごしましょう
特に飲食時に、マスクなしで対面にならないようにしましょう
 


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事例:高齢者福祉施設での集合形式の食事やその介助でクラスターが発生した

 

感染症専門医の助言

 食事時間をずらす、対面にならない、介助職員はフェイスシー
ルドなどで目を覆うなど、対策をしましょう

 

k

 

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感染症専門医の助言

換気をしましょう

手をキレイにしましょう
 • 目鼻口に触る前、触った後
 • 共有物品に触る前、触った後
(電話、ボールペン、パソコンのキーボードやマウスなど)


(参考④) 感染経路判明者のうち、26%がクラスター感染です。 クラスター感染は現場での対処が有効です。

クラスター類型別内訳

(令和3年3月1日~4月18日 237名)

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(参考⑤) 笠原センター長の協力のもと、社会福祉施設等における感染拡大防止のための実施指導を令和2年7月から実施してきました

 

① 感染者が発生した場合に、クラスター化が懸念される社会福祉施設に対し、事前に実地指導
② 感染者が発生した社会福祉施設等に対し、実地指導

 

・医師、感染症管理看護師、県職員等によるチームを編成

・実施指導内容
 日常の感染予防対策の点検評価
 ゾーニング指導等


令和2年度実施指導実績
132件(うち笠原センター長直接指導分55件) 【速報値】

令和3年度当初予算に必要経費を計上しており、今年度も引き続き実施

 


(3) 奈良県の感染経路の特徴と感染防止策について、笠原センター長に聞いてみました

 

県の担当者

奈良県の感染状況について、
特徴的なことは何でしょうか?

 

感染症専門医の助言

当初は大阪など県外で感染し、家庭に帰って家族に感染させるパターンが多かったです。
今でもそのパターンは多いですが、最近はそこから県内でも友人や仲間、職場の同僚とのマスクを外した対面によって感染が広がって います
k
県の担当者
奈良県は、大阪のベッドタウンの特徴的感染パターンが現れていますね。
そのような地域の感染防止について、どのように注意すればよいのでしょうか?


感染症専門医の助言
とにかく飛沫、マイクロ飛沫、接触の3つの感染ルートを遮断することが大事です。
それにはマスクをする、換気をする、消毒をするという行動が大事です。
また、感染した人の9割は無症状か軽症です。気が付かないまま、近くの人に感染させることがある
んです。
感染しない心がけも大事ですが、感染させない心がけも大事です。

k

県の担当者
クラスター対策では、実地調査など、大変お世話になっています
クラスター防止は、どうすればよいのでしょうか


感染症専門医
クラスター防止は、持ち込まない対策と、拡大させない対策の2つの対策の徹底が重要です。体調不良時はしっかりと休むこと、また休憩・食事時間なども含めて感染しない、感染させない行動が大事です。

k


県の担当者
奈良の急速な感染拡大は、変異株によるものですか?
変異株に対しては、どうすればよいのですか?

 

感染症専門医
そうです。変異株は感染力が強いと言われています。しかし行うべき感染防止の行動には変わりありません。感染しない、感染させない行動をしっかりとやっていきましょう。

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県の担当者
これからも、ご指導よろしくお願いします
分かりました一生懸命がんばります
未来を変えるのは、一人ひとりの行動です。

皆さんも一緒にがんばりましょう。

(参考⑥) 奈良県は大阪府の約1/10の規模で感染の波形が一致しています。大阪府の感染動向に注意が必要です。


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(参考⑦) 感染類型の主役としては、1次感染では大阪関連、2次以降の感染では家族、友人・仲間、職場や学校での仲間が多い状況です。

 

令和3年3月1日~4月18日 感染経路判明 918名

 

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(参考⑧) 新型コロナウイルスに感染していても、軽症や無症状のことがあります

感染症専門医の助言

新型コロナウイルス感染症といえば、すごく重症になるイメージが強いかもしれませんが、実際には、感染者のほとんどが、無症状または軽症です

しかし、無症状または軽症であっても、人に感染させる可能性があります 

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出典 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第4.2版(厚生労働省)

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(1) 入院病床の増床が可能となりました

奈良県は、感染症法第16条の2に基づいて、県内全医療機関に入院病床の提供を要請いたしました(4月15日)。
要請前の入院病床は376床でしたが、4月26日には389床となり、近い将来、
428床まで増床される見込みです。要請前から52床の増床となっています。
県内医療機関のご協力に感謝します。
 


 

入院病床の状況と今後の増床の見込

 

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県内病院への感染症法第16条の2に基づく増床要請に対する回答の状況


全75病院より回答をいただきました。
増床可 16病院  増床不可 59病院

 

 増床不可の病院からは、以下のような理由の提出がありました。概ね正当なものと思われます。
 引き続き、医療提供体制を護るために、必要な措置をとるよう努力していきます。

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※ 59の全ての病院が、上記のいずれか1つ以上に該当

 

(2) 重症対応病床の状況

重症対応病床数は、現在(4月26日)、32床です。
使用病床は、20床(4月26日)となっています。
重症対応病床の増床に、引き続き、努力します。  


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(3) 宿泊療養施設の状況

宿泊療養施設については、4月23日より、406室となりました。
提供していただいたホテルと協力していただいた地域の方々に感謝します。
引き続き、新たな宿泊療養施設の確保に努めていきます。
 


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➢ 以上のほかに、新たな宿泊療養施設(約140室)を確保済み
 5月中旬の運用開始に向け準備中
➢ さらに複数の宿泊施設と調整中


宿泊療養施設には、看護師が常駐し、健康観察を行っています。
宿泊療養施設では、全ての部屋に、パルスオキシメーターを備えています。 


(4)医療機関への経営支援

奈良県は、昨年、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた県内医療機関に対する「診療報酬単価の引上げ」による経営支援について、国に要望したところ、この度、国において、「診療報酬による特例措置の導入」の議論が進行してい
ます。
できるだけ速やかな導入を期待しています。4月24日の全国知事会の国への要望においても、奈良県の要請内容が盛り込まれました。  


コロナ患者の受け入れ医療機関への経営支援のための「診療報酬による特例措置(※)の導入」

   (※)災害時の概算払いを参考にした感染拡大前の水準での診療報酬支払制度


(1) 診療報酬の不足は、診療報酬で補うことが自然で、医療機関も日常から習熟している。
(2) 安定的な収入確保が見込める。
(3) 医療機関の事務負担の軽減が図れる。
(4) 迅速な支払いを執行できる。

 

政府で検討されている診療報酬による特例措置のイメージ

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令和3年4月15日財政制度等審議会・財政分科会資料から抜粋

(5) 入院・入所待機者、自宅療養者の健康管理

第一波から第三波までは、陽性判明から2日以内に、ほぼ入院・入所できていました。  


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4月1日以降は感染者の急増により、入院・入所待機者、自宅療養者が増えています。

その健康管理を万全に行います。 



 

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入院・入所待機者、自宅療養者の健康管理を充実します

 

1.パルスオキシメーターの貸出
自宅での待機期間が3日以上となる見込みの方や、健康観察上必要な方等にパルスオキシメーター(※)の貸出を開始します。
これにより、自宅で肺の機能を評価できるようになります。


※指先に装着し、血中の酸素飽和濃度を測定する機器

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2.医療機関等への移送手段の確保
自宅療養者の症状悪化時の医療機関等への送迎にかかる移動手段を確保します。

3.ICTを活用した健康状態の確認
国のシステム(HER-SYS)を活用し、患者自身によるスマホ入力または電話での自動音声に従っての入力による健康観察(健康状態の確認)を導入します。(R3.4.27開始)

4.看護師が電話対応する相談窓口を開始

入院・入所待機者、自宅療養者の健康状態等についての電話相談体制を充実します。(R3.4.27開始)

 

5.ホームページの作成
県ホームページ上に、入院・入所待機者、自宅療養者の方にお知らせしたい内容を公開します。(R3.4.27開始)

 

(6) 入院・入所待機、自宅療養者への緊急医療の備え


感染者の急増に伴い、入院・入所待機中、自宅療養中の患者の急な体調悪化時にも対応できるよう、臨時の応急医療施設(救急受入施設)の設置を検討し、万が一の場合に備えます。

 

入院・入所待機中、自宅療養中の感染者の救急搬送件数
 休日・夜間
  4月1日(木) ~  7日(水) 6件
    8日(木) ~ 14日(水) 14件
   15日(木) ~ 21日(水) 11件
   22日(木) ~ 25日(日) 13件

 

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(7) 新型コロナ対策医療と通常医療の両立のための工夫


県立系の病院をはじめとする新型コロナ対応病院では、多くの新型コロナ患者を受け入れるとともに、救急医療や急性期医療を維持すべく、必死で対応していただいています。
通常医療の維持が必要です。
新型コロナ対策医療と通常医療の両立のための工夫をします。

新型コロナ対応病院が役割を最大限に発揮できるよう、「前方連携」と「後方連携」を推進します。


新型コロナ対応病院が、役割を発揮できるよう、新型コロナの症状が軽快した70歳以上の方についても、医師の判断で宿泊療養を可能とします。


現在の宿泊療養施設への入所基準  69歳以下


新たな入所基準
  69歳以下(※)
(※)ただし、病状が軽快し、医師が宿泊療養可能と判断した場合に70歳以上でも可能

 



(1) ワクチン接種の状況


【国のワクチン供給予定】
①医療従事者分
 5月中に必要なワクチン量を供給
②高齢者分
 6月末までに必要なワクチン量を供給(4月9日河野大臣)
 7月末までに2回接種を終えるよう取り組む(4月23日菅首相)
③その他の16歳以上の方
 9月までに確保できる見通し(4月17日菅首相)

 

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(2) ワクチン接種者の確保


●特設会場で接種を計画している市町村で、医師や看護師が不足していると考える会場が少なからず存在します。
●今後、一般の方々の接種に向け、不足感が増すことが懸念されます。

 

【特設会場における医師・看護師の充足感】

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※予防接種計画策定状況調査・奈良県分(4/7時点)による


●接種を早期に終了するには、医療従事者の確保が必要です。
●アメリカやイギリス等では、薬剤師もワクチンの接種が可能です。


国に薬剤師も接種できるよう制度改正を求めています。
全国知事会の国への要望にも取り入れられています。

 

(3) 安心して接種を受けていただけるよう副反応の対応体制を構築しています。


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(1) 「奈良県ゴールデンウイーク緊急対処宣言」を発出します
(2) 効果的な感染防止策を掲載した県民だより臨時特集号を全戸配布します
(3) 感染症専門医による、新型コロナウイルス感染症についての県民のみなさまへのメッセージを、テレビCMで放映、LINE、ツイッターなどSNS、新聞広告でも発信します
(4) 市町村に積極的に情報提供をして、情報共有をし、協調して必要な対策を実行します。

 


奈良県GW緊急対処宣言


感染者が急増し、危機を乗り越えるためには、県民が一丸となって感染防止対策に取り組む必要があります。
ゴールデンウイークは、感染拡大を食い止める大きなチャンスです。


市町村と連携して、近隣府県からの不要不急の往来を防ぐための対策を実行します
○ ふだん同居していない人と、マスクを外した状態での対面は、徹底的に避けましょう
○ 大阪など感染者が多い地域へは行かず、県内で、家族と過ごしましょう
入院病床・重症対応病床、宿泊療養施設を追加・整備します
○ 入院・入所待機者、自宅療養者の健康管理を強化します
○ 受け入れ病院に診療報酬制度による経営支援が行えるよう、国に働きかけます
早期の終息を目指して、一緒に取り組みましょう