課題名
「奈良県森林環境の維持向上により森林と人との恒久的な共生を図る条例」および「奈良県森林環境の維持向上及び県産材の利用促進に関する指針」に基づき、県内の森林について恒続林化を推進する技術的基盤を確立するため、既存の広葉樹植栽事例等を調査し、林分構造や成長経過の調査および広葉樹苗木の条件等、技術指針となる事例を収集する。
キハダから採取できる内樹皮オウバクは短伐期で収穫でき収入源として期待されるが、オウバク採取後の木材は利用されておらず、有効な利用方法も確立されていない。短伐期であるため木材は小径のものが多く、梅雨時の収穫のため材にはカビや腐朽が発生しやすい。 本研究では歩留まりの調査を行うとともに、家具などへの利用を想定した集成化や薬剤処理による割れ止めを検討することでキハダ小径木の利用を試みる。
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