2021年7月号
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奈良から「大和当帰」の魅力を多くの人へ
金陽製薬株式会社
代表取締役
北山 英樹(きたやま ひでき)さん
確かな技術力で
ニーズに対応
1931年に五條市で置き薬を製造する会社として創業し、90年を迎えました。現在はOEM(製造を受託する生産)やPB(プライベートブランド)などで滋養強壮系や美容系などさまざまな種類のドリンクを製造しています。夏場の繁忙期には増産体制を取り、お客様のニーズに対応しています。「社員の物心両面の幸せ」と「地域貢献」を理念として、社員の意見や新しいアイデアを積極的に取り入れています。協賛しているバンビシャス奈良とのコラボ商品を作ったり、コラボ商品の企画も行っています。今は奈良県産の「大和当帰」を使った製品開発に力を入れています。
大和当帰のドリンクに挑戦
奈良県が立ち上げた「漢方のメッカ推進プロジェクト」では、さまざまな取り組みが行われており、その一環で良質な大和当帰の生産拡大に向けた取り組みが展開されています。
弊社もこのプロジェクトに参加しています。当帰は古くから漢方などで使われています。奈良県の大和当帰は特に品質が優れているといわれていて、大和当帰の良さを世に広めたく、2019年に女性をメインターゲットにした大和当帰を使ったドリンク「Angelica和漢ドリンク」を発売しました。大和当帰は栽培するのがとても難しく、収穫までに2年以上かかります。開発にあたっては、実際に農家のもとで当帰の加工作業も行い、その難しさを身に染みて感じました。手間暇をかけて育てられた奈良県産の大和当帰を多くの人へ届けたいと思い、何度も試作を繰り返し、パッケージだけではなく、飲みやすさにもこだわりました。お客様からは、「薬草独特の苦みも少なく飲みやすい」「血行がよくなって冷え性が改善した」「肌の調子がよくなった」などのお声もいただいています。今では、大和当帰を使った商品(Angelicaシリーズ)3種類を展開しています。
これからも多くの人に
商品を届けたい
Angelicaシリーズは当初からSNSでの情報発信に取り組んでいます。メインターゲットへ効果的に商品情報を届けるために日々試行錯誤を続けています。また商品展開も充実させる予定で、Angelicaシリーズと既存のOEMやPBの両輪で事業を進めていきます。今後もさまざまな挑戦を続け、より多くのニーズに応えられるような商品を社員一丸となって提供しつづけたいと思います。
金陽製薬株式会社
「大和当帰」を使ったAngelicaシリーズなどはこちらから購入できます。詳しい商品情報も確認できます。