去来川 奈央(いさがわ なお)さん
大阪府出身。フリーアナウンサー。県民だより奈良「なら いいね!」(奈良テレビ放送)MC。
これからも奈良の情報を
心を込めてお届けします
中学生の頃、大阪から奈良に引っ越して、社会人になるまで奈良で暮らしていました。
学生時代は、奈良県代表として高円宮杯全日本中学校英語弁論大会に出場したり、高校野球のスタンドリポーターをしたり、いろいろな思い出があります。アナウンサーを目指して練習を始めた頃、新聞や『県民だより奈良』を声に出して読んでいました。特に『県民だより奈良』は、読みやすい言葉で書かれ、歴史上の人物や地名なども学べるので、本当によく読んでいました。
その奈良で、県の広報番組のMCとして奈良の情報をお伝えしていること、私の名字(去来川)が奈良市の率川神社にゆかりのあることなど、奈良との不思議な縁をいろいろな場面で感じています。
アナウンサーの仕事をする中で、先輩から「アナウンサーは日頃からの人間性が放送でにじみ出てしまう」と言われました。普段からどのように物事を考えているのかが言葉の端々で見えてしまうので、さまざまな事に関心を持ちながら、分かりやすく皆さんに情報を届けることを心がけています。
2018年に出産し、今は子育てと仕事に全力で取り組んでいます。産休明けからは、朝5時に始まる番組を担当しました。番組が7時前に終わり、急いで家に帰ってから子どもとの1日が始まります。子育てでは、節分などの季節の行事を大切にしたいので、仕事終わりに材料などを買って帰ることもあります。仕事でヘトヘトでも子どもの喜ぶ顔を思い浮かべると頑張れちゃうんです。
奈良は町中にはトレンドのお店やレストランがあり、少し郊外へ行けば豊かな自然や歴史を満喫できる場所があるので、暮らしやすい所だと思います。子どもとの初めてのおでかけは県営馬見丘陵公園でした。園内では多くの方からあたたかく声をかけていただき、母になったんだと改めて感じた思い出の場所です。近鉄奈良駅にある「ベビーケアルーム」もよく利用しました。完全個室でおむつ替えや授乳などができるので、とても助かりました。当時はほかの場所ではあまり見なかったので、奈良は子育て世代に優しい町だと感じました。
私自身、家事や子どもの献立に頭を悩ませているので、番組で子育て世代向けの情報を紹介する時は、いつも以上に熱が入って、しゃべりすぎてしまいます。奈良には、素晴らしい場所や食べ物がたくさんあるので、これからも奈良での暮らしが、一層豊かで楽しくなるような情報を心を込めてお伝えします。